第18回 問題13

問題13 介護保険制度の利用者負担について正しいものはどれか。2つ選べ。
1.介護給付は、1割負担である。
2.高額介護サービス費は、世帯単位で算定する。
3.短期入所系サービスの滞在費は、1割負担である。
4.食費は、社会福祉法人による利用者負担額軽減制度の対象となる。
5.地域支援事業の第一号訪問事業については、利用料を請求できない。

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解答

2、4

解説

1.介護給付は、1割負担である。
 →×

 介護保険のサービスを利用した場合の利用者負担は、原則として1割で、一定以上の所得のある第1号被保険者は2割または3割になります。
 また、介護給付のうち、居宅介護支援については全額(10割)が保険給付されて、利用者負担はありません(2018中央法規ワークブックP69、八訂基本テキスト1巻P117)。
 以上のことから、解答は×になります。

2.高額介護サービス費は、世帯単位で算定する。
 →◯

 高額介護サービス費は、1か月に利用者が支払った定率の利用者負担(1割、2割または3割)の金額が、設定された上限(負担上限額)を超えた場合に、超えた分が払い戻される(償還払い)というものです(2018中央法規ワークブックP72、八訂基本テキスト1巻P118)。
 この負担上限額は世帯単位で設定されており、世帯単位で算定することになるため、解答は◯になります。
 なお、所得が一定以下の人については、負担上限額が個人単位で設定されており、個人単位で算定します。 

3.短期入所系サービスの滞在費は、1割負担である。
 →×

 介護保険では、居住費、滞在費、宿泊費、食費、日常生活費(理美容代、教養娯楽費、おむつ代など)、本人希望による特別なサービス、遠隔地の事業者からサービスを受けた場合の交通費・送迎費は、全額が利用者負担とされています(2018中央法規ワークブックP74、八訂基本テキスト1巻P120)。
 このように、滞在費は全額が利用者負担となるため、解答は×になります。
 ただし、おむつ代については、施設サービス、地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、短期入所サービスでは、保険給付の対象になります。

4.食費は、社会福祉法人による利用者負担額軽減制度の対象となる。
 →◯

 社会福祉法人、市町村の運営する事業者が、市町村民税世帯非課税などの要件に該当して市町村が生計困難と認定した人、生活保護受給者に対して、訪問介護や通所介護など一定の対象サービスを提供する場合、利用者が支払う定率の利用者負担、食費、居住費、滞在費、宿泊費が軽減されます(2018中央法規ワークブックP76、八訂基本テキスト1巻P128)。
 このように、この軽減制度の対象に食費が含まれているため、解答は◯になります。

5.地域支援事業の第一号訪問事業については、利用料を請求できない。
 →×

 市町村は地域支援事業のサービス内容に応じた利用料を、利用者に請求することができます(2018中央法規ワークブックP125、八訂基本テキスト1巻P162)。ですので、市町村が地域支援事業の第1号訪問事業について利用料を請求することは可能であり、そのため解答は×になります。

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