第18回 問題25

問題25 Bさんは、要介護3であり、軽度の認知症の妻による介護を受けながら二人で暮らしていた。しかし、「妻の認知症の症状が急に重くなり、Bさんの介護は困難になったようだ。」と訪問介護事業所のサービス提供責任者から連絡があった。介護支援専門員の当面の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.サービス担当者会議を開催し、対応を協議した。
2.地域包括支援センターに相談した。
3.妻の医療保護入院の手続きをした。
4.妻の成年後見について家庭裁判所に相談した。
5.状況を把握するために速やかに訪問した。

猫の写真

解答

1、2、5

解説

1.サービス担当者会議を開催し、対応を協議した。
→◯

 Bさんと妻の状況を把握して対応するために、サービス担当者会議を開催して、他のサービス担当者からも意見を聞いて協議するのは適切です。

2.地域包括支援センターに相談した。
→◯

 地域包括支援センターは、地域支援事業の包括的支援事業を行います(2018中央法規ワークブックP125、八訂基本テキスト1巻P167)。包括的支援事業の包括的・継続的ケアマネジメント支援業務では、個々の介護支援専門員へのサポートを行っています(2018中央法規ワークブックP116、八訂基本テキスト1巻P170)。ですので、Bさんへの対応について、介護支援専門員が地域包括支援センターに相談するのは適切です。

3.妻の医療保護入院の手続きをした。
→×

 医療保護入院は、精神保健福祉法に基づき、自傷他害のおそれはないものの、精神疾患によって医療・保護のための入院が必要であると精神保健指定医が判断した患者を、本人が同意しない場合でも、家族などの同意によって入院させるものです。
 ですので、妻の認知症の程度を十分に把握せずに、医療保護入院の手続きをするのは適切とは言えません。

4.妻の成年後見について家庭裁判所に相談した。
→×

 成年後見制度は、認知症、知的障害、精神障害などのために、判断能力が不十分で意思決定が困難な人を、成年後見人、保佐人、補助人が支援して、本人の権利を擁護する制度です。成年後見人などは、本人、配偶者、四親等以内の親族などの申し立てに基づき、家庭裁判所が選任します(2018中央法規ワークブックP380、八訂基本テキスト3巻P549)。
 ですので、まずは妻の認知症の程度を十分に把握し、Bさんと妻の意向を確認する必要があります。そうした過程を経ずに、家庭裁判所に相談するのは適切とは言えません。

5.状況を把握するために速やかに訪問した。
→◯

 Bさんと妻の状況を把握するために、介護支援専門員が速やかに訪問するのは適切です。

トップへ戻る