第18回 問題30

問題30 介護保険施設について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.老人性認知症疾患療養病棟は、BPSD(認知症の行動・心理症状)のために在宅や他の施設での療養生活が難しい要介護者が入院する施設である。
2.介護老人保健施設には、肺炎、尿路感染症又は帯状疱疹について、投薬、検査、注射、処置等を行った場合の加算がある。
3.介護老人保健施設は、在宅復帰を目指す施設であるため、看取りは行わない。
4.介護老人保健施設は、地域の住民やボランティア団体等との交流が制限されている。
5.介護老人保健施設は、要介護度や所得の多寡を理由にサービスの提供を拒否することが禁止されている。

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解答

1、2、5

解説

1.老人性認知症疾患療養病棟は、BPSD(認知症の行動・心理症状)のために在宅や他の施設での療養生活が難しい要介護者が入院する施設である。
→◯

 介護療養型医療施設のうちの老人性認知症疾患療養病棟は、認知症のBPSD(認知症の行動・心理症状)のある要介護者に入院してもらって、認知症に対する専門的なサービスを提供するものです(2018中央法規ワークブックP339、八訂基本テキスト2巻P482)。そのため、解答は◯になります。

2.介護老人保健施設には、肺炎、尿路感染症又は帯状疱疹について、投薬、検査、注射、処置等を行った場合の加算がある。
→◯

 介護老人保健施設では、この選択肢にある場合に算定する加算として所定疾患施設療養費があります(2018中央法規ワークブックP333、八訂基本テキスト2巻P455)。そのため、解答は◯になります。

3.介護老人保健施設は、在宅復帰を目指す施設であるため、看取りは行わない。
→×

 介護老人保健施設では、入所者の在宅復帰を目指します(2018中央法規ワークブックP327、八訂基本テキスト2巻P443)。しかし、終末期の入所者に対して、看取りを行うこともあります(八訂基本テキスト2巻P446)。そのため、解答は×になります。
 なお、看取りを行った場合の加算として、ターミナルケア加算があります(2018中央法規ワークブックP333、八訂基本テキスト2巻P454)。

4.介護老人保健施設は、地域の住民やボランティア団体等との交流が制限されている。
→×

 介護老人保健施設の基準において、「基本方針」として「地域や家庭との結び付きを重視した運営を行う」と規定されています(2018中央法規ワークブックP327、八訂基本テキスト2巻P442)。ですので、地域の住民やボランティア団体などとの交流は大切です。また、それを制限する規定はありません。そのため、解答は×になります。

5.介護老人保健施設は、要介護度や所得の多寡を理由にサービスの提供を拒否することが禁止されている。
→◯

 介護保険のサービスを提供する事業者・施設は、正当な理由(適切なサービス提供が困難など)がない場合に、サービス提供を拒むことは禁止されています。特に、要介護度や所得の多寡を理由にサービス提供を拒否することはできません(2018中央法規ワークブックP183・P186・P329、八訂基本テキスト2巻P7・P357)。そのため、解答は◯になります。

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