第18回 問題31

問題31 胃ろうについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.経口摂取に移行しようとする場合には、多職種による経口移行計画を作成して行う。
2.半固形栄養剤の使用により、胃食道逆流や下痢を防止できる可能性がある。
3.カテーテルが抜けた場合でも、ろう孔から胃の内容物が漏れなければ、医師に報告する必要はない。 
4.チューブ型カテーテルを固定する際には、体表から1~2cm程度の「あそび」を持たせるように外部ストッパーを調整する。
5.胃ろうを造設している場合は、原則として、入浴は禁止されている。

猫の写真

解答

1、2、4

解説

1.経口摂取に移行しようとする場合には、多職種による経口移行計画を作成して行う。
→◯

 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護、施設サービスにおいて、経口摂取への移行のために、医師の指示に基づき、多職種が経口移行計画を作成するなどした場合、経口移行加算を算定することができます(2018中央法規ワークブックP333・P454・P465、八訂基本テキスト2巻P337・P431・P455・P469・P481)。

2.半固形栄養剤の使用により、胃食道逆流や下痢を防止できる可能性がある。
→◯

 経口摂取の場合、口の中で食べ物を噛み、半固形の状態にしてから飲み込みます。この刺激によって、胃の弛緩や腸の蠕動運動が誘発されます。
 胃ろうの場合でも、半固形栄養剤を使用すると、上記と同じように生理的な胃の弛緩や腸の蠕動運動の誘発が期待でき、それにより胃食道逆流や下痢を防止できる可能性があります。

3.カテーテルが抜けた場合でも、ろう孔から胃の内容物が漏れなければ、医師に報告する必要はない。
→×

 ろう孔からカテーテルが抜けると、数時間でろう孔は閉じてしまいます。そのため、抜けた場合に備えて、日頃から医師などに報告できる体制を整えておくことが大切です(2018中央法規ワークブックP269、八訂基本テキスト3巻P56)。

4.チューブ型カテーテルを固定する際には、体表から1~2cm程度の「あそび」を持たせるように外部ストッパーを調整する。
→◯

 胃の中のバンパーの部分が胃粘膜に押し付けられていると、そこが血流障害によって壊死し、バンパーが胃粘膜の中に入り込んでしまう「バンパー埋没症候群」を起こすことがあります。そのため、外部ストッパーには皮膚から1~2cm程度の「あそび」を持たせ、カテーテルが回転するようにしておきます(2018中央法規ワークブックP269、八訂基本テキスト3巻P56)。

5.胃ろうを造設している場合は、原則として、入浴は禁止されている。
→×

 胃ろうを造設している場合でも、入浴は可能です。ただし、特別な配慮が必要となるため、具体的な方法については、医師などに相談する必要があります(2018中央法規ワークブックP269、八訂基本テキスト3巻P56)。

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