第18回 問題34

問題34 終末期のケアについて、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.呼吸困難や疼痛に対しては、投薬のほか、安楽な体位やマッサージなどで苦痛の緩和を図る。
2.食事については、楽しみや満足感よりも、摂取量や栄養バランスを優先する。
3.緩和ケアは、在宅では行われない。
4.要介護認定の前でも、保険者が必要があると認めた場合には、暫定ケアプランを作成して介護サービスを利用することができる。
5.臨死期において、肩や顎だけが動き、喘(あえ)いでいるように見えるのは、呼吸停止に至る一連の動きである。

猫の写真

解答

1、4、5

解説

1.呼吸困難や疼痛に対しては、投薬のほか、安楽な体位やマッサージなどで苦痛の緩和を図る。
 →◯

 投薬だけでなく、ベッドの角度を変えたり、姿勢を工夫したり、さすったりすることも有効です(2018中央法規ワークブックP292、八訂基本テキスト3巻P342)。

2.食事については、楽しみや満足感よりも、摂取量や栄養バランスを優先する。
 →×

 食事量が減り、また医学的に改善が難しい場合は、食事においては楽しみや満足感を重視し、「食べたいときに、食べたいものを、食べたいだけ食べればいい」と考えます(2018中央法規ワークブックP291、八訂基本テキスト3巻P336)。

3.緩和ケアは、在宅では行われない。
 →×

 ターミナルケアや緩和ケアを行う場所は、地域包括ケアシステムにおいて、自宅、グループホーム、サービス付き高齢者住宅、有料老人ホーム、介護保険施設が想定されています(2018中央法規ワークブックP290、八訂基本テキスト3巻P322)。

4.要介護認定の前でも、保険者が必要があると認めた場合には、暫定ケアプランを作成して介護サービスを利用することができる。
 →◯

 要介護認定の効力は、申請日に遡ります。したがって、申請日からサービスの利用がされていた場合も、保険給付の対象となります。
 具体的には、申請日から認定日までの間は、暫定ケアプランを作成することで、サービスを現物給付で利用することが可能になります(2018中央法規ワークブックP45、八訂基本テキスト1巻P97)。

5.臨死期において、肩や顎だけが動き、喘(あえ)いでいるように見えるのは、呼吸停止に至る一連の動きである。
 →◯

 横隔膜の動きが弱くなってきたときに、少しでも空気を取り入れようとして、肩や顎だけが動くようになります。喘いでいようにも見えますが、自然な動きです。そして、下顎呼吸(顎だけが弱々しく動く呼吸)が始まると、臨終が近いことを意味します(2018中央法規ワークブックP292、八訂基本テキスト3巻P75・P343)。

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