第18回 問題39

問題39 感染予防について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.手洗いでは、指先、指の間、親指、手首を洗い忘れないようにすることが基本となる。
2.手指消毒の方法としては、流水、石けん、アルコール製剤等によるものがある。
3.あらゆる人の血液、体液、分泌物、排泄物、創傷のある皮膚、粘膜には感染症があると考えて取り扱うのが、標準予防策の基本である。
4.ノロウイルス感染者の嘔吐物の処理の際は、汚染した場所をアルコールで消毒すればよい。
5.手袋の使用後は、手指の消毒の必要はない。

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解答

1、2、3

解説

1.手洗いでは、指先、指の間、親指、手首を洗い忘れないようにすることが基本となる。
→◯

 手洗いは、この選択肢にあるような方法が適切です。手指衛生(しゅしえいせい)は感染対策の基本です(2018中央法規ワークブックP281、八訂基本テキスト3巻P199)。

2.手指消毒の方法としては、流水、石けん、アルコール製剤等によるものがある。
→◯

 手指衛生には、流水と石けんによる手洗い、アルコール製剤などによる手指消毒があります(2018中央法規ワークブックP281、八訂基本テキスト3巻P199)。

3.あらゆる人の血液、体液、分泌物、排泄物、創傷のある皮膚、粘膜には感染症があると考えて取り扱うのが、標準予防策の基本である。
→◯

 標準予防策(スタンダード・プリコーション)は、すべての人に対して実施する感染対策です。この選択肢にある考え方が、基盤となります(2018中央法規ワークブックP280、八訂基本テキスト3巻P198)。

4.ノロウイルス感染者の嘔吐物の処理の際は、汚染した場所をアルコールで消毒すればよい。
→×

 ノロウイルスはアルコールに対する抵抗性が高く、アルコール消毒では効果がありません。アルコールではなく、0.5%次亜塩素酸ナトリウムで消毒します(2018中央法規ワークブックP282、八訂基本テキスト3巻P202)。
 その際には、使い捨てのマスク、ガウン、手袋を着用し、窓を開けて換気します。なお、マスクについては、ノロウイルス感染者の嘔吐物から飛沫感染することもあるため、その予防の意味もあります。

5.手袋の使用後は、手指の消毒の必要はない。
→×

 手袋を外した後にも、必ず手指衛生を行います(2018中央法規ワークブックP281、八訂基本テキスト3巻P202)。
 また、使用後の手袋はポケットなどに入れずすぐに破棄する、汚染した手袋で他のケアを行わない、複数人で手袋を使い回さない、といった点にも注意します。

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