第18回 問題48

問題48 高齢者を対象としたメゾ・ソーシャルワーク(集団援助)でのソーシャルワーカーによる支援について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.メゾ・ソーシャルワークの原則は、全世代に共通するので、若い世代と同じような展開方法で行った。
2.効率的な運営のために、メンバーが途中から離脱することを、あらかじめ禁止した。
3.メンバーが自分の体験を話そうとしたので、それを一方的に静止した。
4.メンバーにリーダー役を務めることを、呼び掛けた。
5.メンバーから希望があった美術館への訪問を、グループで計画することを提案した。

猫の写真

解答

4、5

解説

1.メゾ・ソーシャルワークの原則は、全世代に共通するので、若い世代と同じような展開方法で行った。
 →×

 若い世代とは異なり、高齢者の場合は、衰えていく心身の状態をさらけ出せる仲間との趣味活動や、自分が他の人たちから必要とされている実感を得られる集団活動などによって、新たな生きがいを見い出してもらえる、という期待があります(2018中央法規ワークブックP346、八訂基本テキスト3巻P459)。そのため、そうしたことを考慮して実践することが大切になります。

2.効率的な運営のために、メンバーが途中から離脱することを、あらかじめ禁止した。
 →×

 集団活動に慣れていない高齢者もいるため、十分な準備、個別化、ゆっくりとした導入、いつでも離脱できる自由の保障といった配慮が大切です(2018中央法規ワークブックP346、八訂基本テキスト3巻P459)。

3.メンバーが自分の体験を話そうとしたので、それを一方的に静止した。
 →×

 グループの中に自分と共通の問題をもつ人を発見し、それに共感することは、孤立感の解消につながります。そのため、メンバーが自分の体験を話すことは有益です(2018中央法規ワークブックP346、八訂基本テキスト3巻P459)。

4.メンバーにリーダー役を務めることを、呼び掛けた。
 →◯

 リーダーとなったり、教えてもらったりなど、グループ内での役割交換によって、メンバーが自分自身を見直したり、自己のイメージを変化させたり、新たな自信をもつきっかけになったりなどの良い機会になります。
 また、メンバーが他のメンバーを援助することで、自分自身の問題解決につながることもあります(2018中央法規ワークブックP346、八訂基本テキスト3巻P459)。

5.メンバーから希望があった美術館への訪問を、グループで計画することを提案した。
 →◯

 個々のメンバーの趣味や活動はさまざまであり、そこから新たに多様な交流が生まれて、他のメンバーの体験も広がります。それによって、新たな場面での自分の役割を発見したり、自信をもてたり、新たな興味や目標をもったりなど、生活全般の活性化につながります(2018中央法規ワークブックP346、八訂基本テキスト3巻P459)。

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