第19回 問題34

問題34 感染症について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコーション)と呼ぶ。
2.介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。
3.ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。
4.ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。
5.ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。

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解答

3、4

解説

1.感染症罹患者に対する特別な対応を、標準予防策(スタンダード・プリコーション)と呼ぶ。
 →×

 標準予防策(スタンダード・プリコーション)は、すべての人に対して実施する感染対策です。基盤となる考え方は、「あらゆる人の血液、体液、分泌物、排泄物、創傷のある皮膚、粘膜には感染症があると考えて取り扱う」というものです(2018中央法規ワークブックP280、七訂基本テキスト3巻P322)。

2.介護施設で集団感染を起こしやすい感染症には、C型肝炎や麻しんがある。
 →×

 高齢者介護施設で集団感染を起こしやすい感染症としては、MRSA感染症や緑膿菌感染症などの薬剤耐性菌による感染症があげられます(七訂基本テキスト3巻P320)

3.ヘリコバクター・ピロリ菌に感染していると、胃潰瘍は治りにくかったり再発したりする。
 →◯

 胃潰瘍がヘリコバクター・ピロリ菌の感染によるものの場合、慢性化して治りにくくなったり、再発したりするため、注意が必要です(2018中央法規ワークブックP210、七訂基本テキスト3巻P54)。

4.ノルウェー疥癬は、感染力が非常に強いので、一定期間の個室での管理が必要である。
 →◯

 疥癬には、通常の疥癬と、ダニが多く皮膚がゴワゴワするノルウェー疥癬(多角型疥癬)があります。
 前者の場合は、個室管理は必要ありません。後者の場合は、感染力が非常に強いため、一定期間の個室管理が必要です(2018中央法規ワークブックP219、七訂基本テキスト3巻P76)。

5.ウイルス感染により引き起こされる肝がんは、終末期であっても介護保険の特定疾病には該当しない。
 →×

 末期がんは、ウイルス感染によるものかどうかや、肝臓であるかどうかにかかわらず、介護保険の特定疾病とされています(2018中央法規ワークブックP37、七訂基本テキスト1巻P72)。

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