第19回 問題35

問題35 次の記述について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.急変時に予想される事態への対応、緊急受診先等をあらかじめ主治医や家族と共有しておくことが望ましい。
2.血圧低下による重要臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックという。
3.高齢者の場合、急変時にみられる痛みや呼吸困難などの訴えがないことも多い。
4.嘔吐した場合には、仰臥位にして口腔内に吐物が残っていないかを確認する。
5.高齢者は、感染症に罹患すれば、必ず発熱する。

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解答

1、2、3

解説

1.急変時に予想される事態への対応、緊急受診先等をあらかじめ主治医や家族と共有しておくことが望ましい。
 →◯

 急変時に慌てて動揺してしまうと適切な対応ができませんし、脳血管疾患など疾患によっては専門病院でないと対応できないこともあります。
 そのため、緊急時の対応や受診先等をあらかじめ決めておき、関係者と共有しておくことが望ましいと言えます(2018中央法規ワークブックP284、八訂基本テキスト3巻P180)

2.血圧低下による重要臓器の末梢循環が著しく障害された状態をショックという。
 →◯

 ショックとは、何らかの原因によって抹消組織への血液供給が不足したために、全身の組織が酸素欠乏に陥った病的状態のことをいいます(2018中央法規ワークブックP284)。

3.高齢者の場合、急変時にみられる痛みや呼吸困難などの訴えがないことも多い。
 →◯

 高齢者の疾病においては、典型的な症状ではなく、非定型の症状を呈することがよくあります。また、自覚症状や訴えがない場合もあります(2018中央法規ワークブックP284、八訂基本テキスト3巻P180)

4.嘔吐した場合には、仰臥位にして口腔内に吐物が残っていないかを確認する。
 →×

 嘔吐した場合は、仰臥位ではなく、側臥位にして口腔内の吐物を取り除きます(2018中央法規ワークブックP285、八訂基本テキスト3巻P188)。

5.高齢者は、感染症に罹患すれば、必ず発熱する。
 →×

 選択肢3の解説にあるとおり、高齢者の疾病においては、典型的な症状ではなく非定型の症状を呈したり、自覚症状や訴えがない場合もあります。
 高齢者は肺炎などを起こしても発熱しないこともあるため、他の症状(咳、咽頭痛、頭痛、腹痛など)を観察する必要があります(八訂基本テキスト3巻P180)。

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