第19回 問題38

問題38 訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.ターミナルケア加算は、死亡日にターミナルケアを実施した場合に加算できる。
2.介護保険の要介護者であっても医療保険の訪問看護の対象となるのは、厚生労働大臣が定める疾病、急性増悪時及び精神障害である。
3.主治医から交付される訪問看護指示書の有効期間は、3か月以内である。
4.緊急時訪問看護加算では、利用者・家族は、24時間連絡を取ることができる。
5.訪問看護師でも、薬剤管理を行うことができる。

猫の写真

解答

2、4、5

解説

1.ターミナルケア加算は、死亡日にターミナルケアを実施した場合に加算できる。
→×

 訪問看護におけるターミナルケア加算は、死亡日にだけターミナルケアを実施しても算定できません。
 死亡日および死亡日前14日以内に2日(死亡日および死亡日前14日以内に医療保険における訪問看護を利用している場合は1日)以上、ターミナルケアを行った場合に算定できます(2018中央法規ワークブックP297、八訂基本テキスト2巻P65)。そのため、解答は×になります。

2.介護保険の要介護者であっても医療保険の訪問看護の対象となるのは、厚生労働大臣が定める疾病、急性増悪時及び精神障害である。
→◯

 要介護者であっても、急性増悪時等で医師から特別訪問看護指示書が交付された場合、厚生労働大臣が定める疾病の場合、精神障害(精神科訪問看護)の場合は、医療保険の訪問看護の対象となります(2018中央法規ワークブックP295、八訂基本テキスト2巻P53)。そのため、解答は◯になります。

厚生労働大臣が定める疾病
・末期の悪性腫瘍 ・多発性硬化症 ・重症筋無力症 ・スモン ・筋萎縮性側索硬化症 ・脊髄小脳変性症 ・ハンチントン病 ・進行性筋ジストロフィー症 ・パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病〔ホーエン & ヤール(Hoehn & Yahr)の臨床的重症度分類がステージⅢ以上であって生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度のものに限る〕) ・多系統萎縮症(線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症及びシャイ・ドレーガー症候群) ・プリオン病 ・亜急性硬化性全脳炎 ・ライソゾーム病 ・副腎白質ジストロフィー ・脊髄性筋萎縮症 ・球脊髄性筋萎縮症 ・慢性炎症性脱髄性多発神経炎 ・後天性免疫不全症候群 ・頸髄損傷 ・人工呼吸器を使用している状態

精神科訪問看護
 統合失調症やうつ病などの精神疾患のある人に対し、精神保健福祉士や精神科ソーシャルワーカーなどが自宅を訪問して、精神的・身体的状態のチェック、合併症や薬剤による副作用のチェックなど、精神科における専門的なサービスを行う。医療保険の対象。

3.主治医から交付される訪問看護指示書の有効期間は、3か月以内である。
→×

 訪問看護指示書の有効期間は、3か月以内ではなく、6か月以内です(2018中央法規ワークブックP296、八訂基本テキスト2巻P59)。そのため、解答は×になります。

4.緊急時訪問看護加算では、利用者・家族は、24時間連絡を取ることができる。
→◯

 24時間連絡体制を整えている訪問看護事業所が、その旨を利用者に説明して、緊急時の訪問看護について同意を得ると、緊急時訪問看護加算が算定できます(2018中央法規ワークブックP297、八訂基本テキスト2巻P65)。ですので、この加算を算定している場合、利用者・家族は24時間連絡を取ることができ、そのため解答は◯になります。

5.訪問看護師でも、薬剤管理を行うことができる。
→◯

 訪問看護の内容には診療の補助があり、ここに薬剤管理が含まれます(2018中央法規ワークブックP294、八訂基本テキスト2巻P56)。ですので、訪問看護師が訪問看護において薬剤管理を行うことは可能であり、そのため解答は◯になります。

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