第19回 問題39

問題39 短期入所療養介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.喀痰吸引を必要とする要介護高齢者は、介護老人保健施設での短期入所療養介護を利用できない。
2.短期入所療養介護には、ターミナルケアも含まれる。
3.緊急短期入所受入加算は、居宅サービス計画にない短期入所療養介護を緊急に行った場合に、7日を限度として算定できる。
4.投薬以外の診療を行ってはならない。
5.介護老人保健施設において多職種で共同して個別リハビリテーション計画を作成し、実施した場合には、個別リハビリテーション実施加算を算定できる。

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解答

2、3、5

解説

1.喀痰吸引を必要とする要介護高齢者は、介護老人保健施設での短期入所療養介護を利用できない。
 →×

 短期入所療養介護の利用者は、疾病や障害があって医学的管理のもとでの介護が必要な要介護者であり、ここには喀痰吸引を必要とする人が含まれます(2018中央法規ワークブックP315、八訂基本テキスト2巻P145)。
 こうした利用者であれば、提供主体(介護老人保健施設、介護医療院、介護療養型医療施設、病院・診療所)にかかわらず、短期入所療養介護を利用することができます。そのため、解答は×になります。

 なお、要介護4・5で頻回の喀痰吸引を実施している等の重度の状態にある利用者に対し、計画的な医学的管理を継続して行い、かつ療養上必要な処置を行った場合は、重度療養管理加算を算定できます(八訂基本テキスト2巻P153)。

2.短期入所療養介護には、ターミナルケアも含まれる。
 →◯

 短期入所療養介護の内容には次のものがあります(2018中央法規ワークブックP314八訂基本テキスト2巻P147)。ここには、ターミナルケアも含まれるため、解答は◯になります。

短期入所療養介護の内容
疾病に対する医学的管理
装着された医療機器の調整・交換
リハビリテーション
認知症患者への対応
緊急時の受入
急変時の対応
ターミナルケア

3.緊急短期入所受入加算は、居宅サービス計画にない短期入所療養介護を緊急に行った場合に、7日を限度として算定できる。
 →◯

 緊急にサービスを受ける必要があると介護支援専門員が認めた利用者に対し、居宅サービス計画外のサービスを緊急的に提供した場合、利用開始から7日を限度に、緊急短期入所受入加算を算定することができます(2018中央法規ワークブックP315、八訂基本テキスト2巻P153・P138)。そのため、解答は◯になります。

 なお、緊急短期入所受入加算は、認知症行動・心理症状緊急対応加算を算定している場合は、算定できないとされています。

4.投薬以外の診療を行ってはならない。
 →×

 選択肢1の解説にあるように、短期入所療養介護の利用者は、疾病や障害があって医学的管理のもとでの介護が必要な要介護者です。
 そして、運営基準において、「検査、投薬、注射、処置などを、利用者の症状に照らして適切妥当に行うこと」と規定されています(2018中央法規ワークブックP314、八訂基本テキスト2巻P151)。そのため、解答は×になります。

5.介護老人保健施設において多職種で共同して個別リハビリテーション計画を作成し、実施した場合には、個別リハビリテーション実施加算を算定できる。
 →◯

 介護老人保健施設での短期入所療養介護において、事業所の医師、看護職員、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などが共同して、利用者ごとに個別リハビリテーション計画を作成し、その計画に基づいて医師または医師の指示を受けた理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が個別リハビリテーションを実施した場合に、個別リハビリテーション実施加算を算定できます(2018中央法規ワークブックP315、八訂基本テキスト2巻P153)。そのため、解答は◯になります。

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