第20回 問題2

問題2 介護保険の保険給付について正しいものはどれか。2つ選べ。
1.制度創設後12年間で、年度別給付費の額は第1号被保険者数の伸びと同じ率で増加している。
2.制度創設以降、介護給付の種類は変更されていない。
3.第1号被保険者一人当たり給付費の額には、都道府県によって差が生じている。
4.要介護認定を受けているすべての被保険者は、保険給付を受けている。
5.制度改正により、保険給付から地域支援事業に移行したサービスがある。

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解答

3、5

解説

1.制度創設後12年間で、年度別給付費の額は第1号被保険者数の伸びと同じ率で増加している。
 →×

 介護保険制度の創設時(2000〔平成12〕年度)からの第1号被保険者数の増加と年度別給付費の額の増加は、同率ではありせん(八訂基本テキスト1巻P48・P49)。
 第1号被保険者数は、2000(平成12)年度に2,242万人、2012(平成24)年度に3,094万人で、38%増加しています。
 一方、年度別給付費は、2000(平成12)年度に32,427億円、2012(平成24)年度に81,283億円で、150%増加しています。
 そのため、解答は×になります。

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2.制度創設以降、介護給付の種類は変更されていない。
 →×

 介護保険制度の創設時にはなかったサービスが追加されています。たとえば、2005(平成17)年の改正(2006〔平成18〕年施行)では地域密着型サービスが創設されました。また、2011(平成23)年改正(2012〔平成24〕年施行)では、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、複合型サービスが創設されています(八訂基本テキスト1巻P43)。そのため、解答は×になります。

3.第1号被保険者一人当たり給付費の額には、都道府県によって差が生じている。
 →◯

 第1号被保険者数や受給者数、給付費の額は全国で同じということはなく、都道府県によって違っています。そのため、解答は◯になります。

平成27年度 介護保険事業状況報告(年報)
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4.要介護認定を受けているすべての被保険者は、保険給付を受けている。
 →×

 要介護認定を受けた被保険者について、「必ず保険給付を受けなくてはならない」という規定はなく、受けていない人もいます。そのため、解答は×になります。

5.制度改正により、保険給付から地域支援事業に移行したサービスがある。
 →◯

 2014(平成26)年の改正により、予防給付のうち介護予防訪問介護と介護予防通所介護が、地域支援事業の介護予防・日常生活支援総合事業(総合事業)に移行することとなり、2017(平成29)年3月に移行が完了しています(2018中央法規ワークブックP2、八訂基本テキスト1巻P43)。そのため、解答は◯になります。

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