第19回 問題44

問題44 居宅サービス事業について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.連携型定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、定期巡回サービス、随時対応サービス、随時訪問サービスを提供する。
2.指定訪問リハビリテーションの提供は、研修を受けた看護師が行うことができる。
3.介護予防訪問看護の対象者には、末期の悪性腫瘍の患者も含まれる。
4.短期入所療養介護の入所が4日以上になる場合は、医師の診療方針に基づき、居宅サービス計画に沿った短期入所療養介護計画を事業所の管理者が作成する。
5.通所リハビリテーション計画は、かかりつけ医の指示により作成しなければならない。

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解答

1、4

解説

1.連携型定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、定期巡回サービス、随時対応サービス、随時訪問サービスを提供する。
 →◯

 定期巡回・随時対応型訪問介護看護には、次のサービス内容があります(2018中央法規ワークブック2319、八訂基本テキスト2巻P261)。

定期巡回・随時対応型訪問介護看護のサービス内容
定期巡回サービス
随時対応サービス
随時訪問サービス
訪問看護サービス

 「一体型」では、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所が、①~④の全てを行います。
 「連携型」では、定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は①~③を行い、そこと連携する別の訪問看護事業所が④を行います。そのため、解答は◯になります。

2.指定訪問リハビリテーションの提供は、研修を受けた看護師が行うことができる。
 →×

 訪問リハビリテーションを提供できるのは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士とされています(2018中央法規ワークブックP301、八訂基本テキスト2巻P71・P81)。ここには「研修を受けた看護師」は含まれないため、解答は×になります。

3.介護予防訪問看護の対象者には、末期の悪性腫瘍の患者も含まれる。
 →×

 要介護者・要支援者であっても、急性増悪時等で医師から特別訪問看護指示書が交付された場合、厚生労働大臣が定める疾病の場合、精神障害(精神科訪問看護)の場合は、医療保険の訪問看護の対象となります(2018中央法規ワークブックP295、八訂基本テキスト2巻P53)。
 この厚生労働大臣が定める疾病に末期の悪性腫瘍が含まれます。つまり、末期の悪性腫瘍の患者は、介護保険ではなく、医療保険の訪問看護の対象になるということであり、そのため解答は×になります。

厚生労働大臣が定める疾病
・末期の悪性腫瘍 ・多発性硬化症 ・重症筋無力症 ・スモン ・筋萎縮性側索硬化症 ・脊髄小脳変性症 ・ハンチントン病 ・進行性筋ジストロフィー症 ・パーキンソン病関連疾患(進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病〔ホーエン・ヤールの重症度分類がステージ3以上であって生活機能障害度がⅡ度又はⅢ度のものに限る〕) ・多系統萎縮症(線条体黒質変性症、オリーブ橋小脳萎縮症及びシャイ・ドレーガー症候群) ・プリオン病 ・亜急性硬化性全脳炎 ・ライソゾーム病 ・副腎白質ジストロフィー ・脊髄性筋萎縮症 ・球脊髄性筋萎縮症 ・慢性炎症性脱髄性多発神経炎 ・後天性免疫不全症候群 ・頸髄損傷 ・人工呼吸器を使用している状態

精神科訪問看護
 統合失調症やうつ病などの精神疾患のある人に対し、精神保健福祉士や精神科ソーシャルワーカーなどが自宅を訪問して、精神的・身体的状態のチェック、合併症や薬剤による副作用のチェックなど、精神科における専門的なサービスを行う。医療保険の対象。

4.短期入所療養介護の入所が4日以上になる場合は、医師の診療方針に基づき、居宅サービス計画に沿った短期入所療養介護計画を事業所の管理者が作成する。
 →◯

 短期入所療養介護の運営基準において「管理者は、相当期間(おおむね4日)以上の入所が予定される利用者については、利用者の心身状況・希望・環境、医師の診療方針に基づき、(既に居宅サービス計画が作成されている場合は、それに沿って)短期入所療養介護計画を作成しなければならない」と規定されています(2018中央法規ワークブックP315、八訂基本テキスト2巻P145・P131)。そのため、解答は◯になります。

5.通所リハビリテーション計画は、かかりつけ医の指示により作成しなければならない。
 →×

 通所リハビリテーションの運営基準において「医師、理学療法士、作業療法士などの従業者は、診療や検査などを基に、共同して、利用者の心身状況・希望・環境を踏まえて通所リハビリテーション計画を作成しなければならない」と規定されています(2018中央法規ワークブックP311、八訂基本テキスト2巻P111)。
 しかし、「かかりつけ医の指示により」とは規定されていません。そのため、解答は×になります。

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