第20回 問題26

問題26 検査について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.低栄養指標には、BMI(Body Mass Index)が18.5未満、血清アルブミン値が3.5g/dL以下などがある。
2.ヘモグロビンA1cの値は、過去1~2か月の血糖レベルを反映している。
3.大動脈疾患や進行した動脈硬化の場合は、左右の上肢で血圧に差がみられることがある。
4.狭心症は、症状がなくても心電図により必ず診断できる。
5.赤血球数や血色素の基準値は、性別で異ならない。

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解答

1、2、3

解説

1.低栄養指標には、BMI(Body Mass Index)が18.5未満、血清アルブミン値3.5g/dL以下などがある。
 →◯

 まず、高齢者の低栄養では、たんぱく質とエネルギーの不足が原因の「たんぱく質・エネルギー低栄養状態(PEM:protein energy malnutrition)」が多く見られます(2018中央法規ワークブックP261、七訂基本テキスト3巻P260・P262)。
 PEMは、以下のような血清アルブミン値、BMI、体重減少率、食事摂取量などによって評価・判定をします。そのため、解答は◯になります。

PEMのリスク指標
BMI 18.5kg/m2未満
体重減少率 半年間で5%以上
血清アルブミン値 3.5g/dL以下
食事摂取量の減少 75%以下

 なお、BMIは、肥満度を示す指数で、体重kg÷(身長m×身長m)という計算式で出します。
 また、高齢になるとエネルギー消費が少なくなり、食欲が低下しがちです。加齢によって消化器も機能低下してきます。こうしたことから、高齢者では低栄養が問題になります(2018中央法規ワークブックP192、七訂基本テキスト3巻P9)。

2.ヘモグロビンA1cの値は、過去1~2か月の血糖レベルを反映している。
 →◯

 ヘモグロビンA1c(糖化ヘモグロビン、HbA1c)は、糖がヘモグロビンと結合している割合を示すものです。これは、過去1~2か月の平均的な血糖レベルを反映しています(2018中央法規ワークブックP228、七訂基本テキスト3巻P94)。そのため、解答は◯になります。

3.大動脈疾患や進行した動脈硬化の場合は、左右の上肢で血圧に差がみられることがある。
 →◯

 大動脈疾患や進行した動脈硬化、片麻痺の場合、左右の上肢で血圧に差がみられることがあるため、左右どちらでも血圧測定をする必要があります(七訂基本テキスト3巻P88)。そのため、解答は◯になります。

4.狭心症は、症状がなくても心電図により必ず診断できる。
 →×

 狭心症は、発作がおさまって症状がないときには、心電図での異常はみられないことが多くあります。そのため、解答は×になります(2018中央法規ワークブックP204、七訂基本テキスト3巻P43)。

5.赤血球数や血色素の基準値は、性別で異ならない。
 →×

 赤血球(RBC)の基準値(基準範囲)は、男性では400~539、女性では360~489とされています。血色素(Hb)の基準値(基準範囲)は、男性では13.1~16.1、女性では12.1~14.6とされています(七訂基本テキスト3巻P96)。このように性別によって基準値が異なるため、解答は×になります。

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