第19回 問題46

問題46 ソーシャルワークに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.クライエントの意欲を高めるために、小さな事柄から自己決定を促すことが重要である。
2.クライエントが希望する必要なサービスを同居家族が望まない場合には、家族の意向を優先する。
3.クライエントと家族の間の問題を調整することは、クライエントとの信頼関係を崩壊させる原因となるため、できるだけ控えるべきである。
4.クライエントに必要な介護サービス等を活用して、家族の過重な介護負担を軽減する。
5.クライエントの生命の危険を予見したときは、専門職による介入を試みる。

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解答

1、4、5

解説

1.クライエントの意欲を高めるために、小さな事柄から自己決定を促すことが重要である。
 →◯

 日常の小さな事柄について、クライエントが自分の意見を述べ、周囲と話し合い、そうして得られた結論に従って行動するという自己決定の体験が、本人の意欲向上につながります(2018中央法規ワークブックP349、八訂基本テキスト3巻P466)。

2.クライエントが希望する必要なサービスを同居家族が望まない場合には、家族の意向を優先する。
 →×

 ソーシャルワークにおいては、クライエントの自己決定が原則です(2018中央法規ワークブックP349、八訂基本テキスト3巻P466)。そのため、クライエントと同居家族の意向が異なる場合は、それぞれが安定した生活を実現できるよう支援し、最終的にはクライエントが自己決定できるようにすることが大切です

3.クライエントと家族の間の問題を調整することは、クライエントとの信頼関係を崩壊させる原因となるため、できるだけ控えるべきである。
 →×

 選択肢2の解説にあるように、クライエントと家族の間に問題がある場合は調整をして、それぞれが安定した生活を実現できるよう支援し、最終的にクライエントが自己決定できるようにします。これは、クライエントとの信頼関係を強くすることにつながると言えます。

4.クライエントに必要な介護サービス等を活用して、家族の過重な介護負担を軽減する。
 →◯

 クライエントが、ニーズに対応する適切な介護サービスなどを利用できれば、家族の介護負担も軽減します。こうした家族のレスパイトケア(家族の身体的・精神的負担の軽減)も、ソーシャルワークの目的のひとつと言えます。

5.クライエントの生命の危険を予見したときは、専門職による介入を試みる。
 →◯

 クライエントの生命に危険が及ぶと考えられるなど、緊急性が高い場合には、警察や医師などの介入の要請も検討する必要があります。

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