第20回 問題34

問題34 褥瘡について、より適切なものはどれか、3つ選べ。
1.エアーマット等の除圧効果のある予防用具を用いた場合には、体位変換を行う必要はない。
2.褥瘡の発生を促す全身性因子には、低栄養、知覚麻痺、意識障害、失禁などがある。
3.褥瘡がある場合には、症状が悪化するため、入浴は避ける。
4.褥瘡は、一般に感染を伴うことが多く、敗血症の原因となることもある。
5.再発や新たな部位への発生を予測するためには、褥瘡のリスクアセスメントを行うことが有効である。

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解答

2、4、5

解説

1.エアーマット等の除圧効果のある予防用具を用いた場合には、体位変換を行う必要はない。
 →×

 褥瘡の予防においては、エアーマットやクッションなどで体圧を分散させたうえで、体位変換や栄養管理、皮膚の清潔などの配慮をすることが大切です(2018中央法規ワークブックP238・P242、七訂基本テキスト3巻P78・P115・P251・P375)。

2.褥瘡の発生を促す全身性因子には、低栄養、知覚麻痺、意識障害、失禁などがある。
 →◯

 褥瘡の発生要因には、次のようなものがあります(2018中央法規ワークブックP238、七訂基本テキスト3巻P113・P319)。

褥瘡の発生要因
全身的要因
 低栄養、脱水、痩せた体格、骨突出、浮腫、骨粗鬆症や糖尿病などの疾患、免疫機能が低下して感染症になりやすくなる薬剤(抗がん剤、ステロイドなど)の使用、知覚麻痺、意識障害、失禁など。
局所的要因
 加齢による皮膚の脆弱化、摩擦、皮膚の湿潤(発汗や失禁などによる)、不潔、皮膚疾患など。
社会的要因
 介護力の不足、知識や技術の不足など。

3.褥瘡がある場合には、症状が悪化するため、入浴は避ける。
 →×

 選択肢2の解説にあるように、褥瘡の要因には発汗や失禁などによる湿潤、不潔、皮膚疾患などがあり、これらを予防するため、また血行を促す意味でも、入浴は有効と言えます(2018中央法規ワークブックP238、七訂基本テキスト3巻P114・P251・P376)。

4.褥瘡は、一般に感染を伴うことが多く、敗血症の原因となることもある。
 →◯

 褥瘡がある場合、患部から細菌が侵入して感染症になることが多くあり、敗血症(感染症による細菌が血液中に侵入し〔菌血症〕、増殖して全身で炎症反応がみられる状態)となることもあります(2018中央法規ワークブックP279、七訂基本テキスト3巻P156)。

5.再発や新たな部位への発生を予測するためには、褥瘡のリスクアセスメントを行うことが有効である。
 →◯

 利用者の置かれている状況をアセスメントし、褥瘡の発生要因と比較することで、褥瘡が発生するリスクを予想して予防に役立てることができます(2018中央法規ワークブックP238、七訂基本テキスト3巻P114)。

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