第19回 問題47

問題47 相談援助者の職業倫理について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.クライエントに対する個人的な興味に基づいて質問するべきではない。
2.事例検討の内容があまりにもつらいものであったため、自宅でその具体的な内容を家族に話した。
3.クライエントの表情や家族の様子については、守秘義務の範囲ではない。
4.退職後は、クライエントから相談があったことについて守秘義務はない。
5.職業倫理の違反を予防するためにも、スーパービジョンは有効である。

猫の写真

解答

1、5

解説

1.クライエントに対する個人的な興味に基づいて質問するべきではない。
→◯

 相談援助者は、クライエントの友人や知人ではなく、専門職としての立ち位置で接する必要があります。そうした専門的援助関係と職業倫理の観点から、個人的な興味に基づいて質問するのは不適切です(2018中央法規ワークブックP349、八訂基本テキスト3巻P466)。

2.事例検討の内容があまりにもつらいものであったため、自宅でその具体的な内容を家族に話した。
→×

 秘密保持の観点から、クライエントの了解を得ることなく、事例の具体的な内容を第三者に提供するのは不適切です(2018中央法規ワークブックP349、八訂基本テキスト3巻P466)。情報を第三者に提供する場合は、クライエントの了解を得る必要があります。

3.クライエントの表情や家族の様子については、守秘義務の範囲ではない。
→×

 クライエントの表情、家族の様子、公式資料や他の専門職から得られた情報、訪問の際に観察した事柄などについても、守秘義務の範囲に含まれます(八訂基本テキスト3巻P466)。

4.退職後は、クライエントから相談があったことについて守秘義務はない。
→×

 秘密保持の原則は、相談援助者が所属機関を退職した後にも適用されます(八訂基本テキスト3巻P466)。

5.職業倫理の違反を予防するためにも、スーパービジョンは有効である。
→◯

 スーパービジョン(相談援助者が自らの認識や行動について、先輩や上司〔スーパーバイザー〕に相談し、助言を求めること)の実施は、相談援助者が自覚せずに職業倫理違反をしてしまうことの予防につながります(2018中央法規ワークブックP349、八訂基本テキスト3巻P466)

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