第20回 問題36【平成29年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題36 在宅医療管理について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.ストーマを造設しても、入浴は可能である。
2.疼痛管理などに自動注入ポンプを用いる場合には、トラブル発生時の対応方法をあらかじめ関係者間で共有しておく。
3.在宅中心静脈栄養法を実施しているときは、経口摂取を行ってはならない。
4.血液透析を行っている利用者では、シャント側の腕での血圧測定を避ける。
5.胃ろうを取り扱うときは、損傷防止のためカテーテルを回転させないようにする。

猫の写真

解答

1、2、4

解説

1.ストーマを造設しても、入浴は可能である。
→◯

 ストーマがあっても入浴は可能です(2020ユーキャン速習レッスンP275、八訂基本テキスト3巻P61)。入浴に際しては、医師等の指示内容を確認します。

2.疼痛管理などに自動注入ポンプを用いる場合には、トラブル発生時の対応方法をあらかじめ関係者間で共有しておく。
→◯

 自動注入ポンプによって注射薬を持続的に投与する場合、ポンプ(機械部分)やルート(管)への配慮が必要になります。トラブルが起こる場合もあるため、その際の対応についてあらかじめ関係者で話し合っておく必要があります(2020ユーキャン速習レッスンP269、八訂基本テキスト3巻P48)。

3.在宅中心静脈栄養法を実施しているときは、経口摂取を行ってはならない。
→×

 在宅中心静脈栄養法は、十分な量の食事を口から摂ることができなくなった人、腸からの栄養吸収ができなくなった人に対して、中心静脈から高カロリー輸液を投与するものです(2020ユーキャン速習レッスンP270、八訂基本テキスト3巻P52)。これは、経口摂取と並行して行うことも可能です。

4.血液透析を行っている利用者では、シャント側の腕での血圧測定を避ける。
→◯

 血液透析では、身体からたくさんの血液を連続的に取り出す必要があり、それを確保するために、腕の動脈と静脈を繋ぎ合わせて血流量の多い血管をつくります。これをシャントといいます。
 血液透析においてシャントはとても大切であるため、常に清潔を保ち、圧迫や締め付けを避けるなどの配慮が必要です(2020ユーキャン速習レッスンP269、八訂基本テキスト3巻P50)。

人工透析の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
人工透析について、◯か×で答えなさい Q1 自己腹膜灌流法(CAPD)による人工透析は、血液透析に比べて、通院回数が少なくて済...
5.胃ろうを取り扱うときは、損傷防止のためカテーテルを回転させないようにする。
→×

 胃の中のバンパーの部分が胃粘膜に押し付けられていると、そこが血流障害によって壊死し、バンパーが胃粘膜の中に入り込んでしまう「バンパー埋没症候群」を起こすことがあります。そのため、外部ストッパーには皮膚から1~2cm程度の「あそび」を持たせ、カテーテルが回転するようにしておきます(2020ユーキャン速習レッスンP271、八訂基本テキスト3巻P55)。

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