第20回 問題49【平成29年度 ケアマネ試験 福祉サービス分野】

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問題49 マクロ・ソーシャルワーク(地域援助)として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.震災被災者に対するボランティアを組織化し、サービス提供の仕組みを構築する。
2.地域における多様な住民の課題に応えるため、医療、保健、福祉等の専門職だけで問題解決を図る。
3.地域で生活に困っている外国人に対して、自治体職員が個別に訪問し、相談面接を行う。
4.小学校において、地域で生活している高齢者の方々から講話をしてもらうなどの世代間交流の機会を設ける。
5.地域の聴覚言語障害者に対して適切に情報提供が行われるよう、要約筆記者、手話通訳者の配置などを自治体に働きかける。

猫の写真

解答

1、4、5

解説

 マクロ・ソーシャルワーク(地域援助)とは、地域(コミュニティ)に働きかけることで、地域のもつ課題を解決する、というものです(2020ユーキャン速習レッスンP338、八訂基本テキスト3巻P460)。
 選択肢「1.震災被災者に対するボランティアを組織化し、サービス提供の仕組みを構築する。」と「4.小学校において、地域で生活している高齢者の方々から講話をしてもらうなどの世代間交流の機会を設ける。」と「5.地域の聴覚言語障害者に対して適切に情報提供が行われるよう、要約筆記者、手話通訳者の配置などを自治体に働きかける。」は、これに該当します。

 そして、マクロ・ソーシャルワーク(地域援助)における働きかけは、医療・保健・福祉等の専門職だけではなく、地域の住民やボランティアなども対象としています。そのため「2.地域における多様な住民の課題に応えるため、医療、保健、福祉等の専門職だけで問題解決を図る。」は、適切とは言えません。

 「3.地域で生活に困っている外国人に対して、自治体職員が個別に訪問し、相談面接を行う。」は、クライエントの課題解決を個別に援助する方法で、ミクロ・ソーシャルワーク(個別援助)に該当します(2020ユーキャン速習レッスンP336、八訂基本テキスト3巻P458)。

ソーシャルワークの3次元での類型
ミクロ・ソーシャルワーク
個人・家族に対するソーシャルワーク

 クライエントの心理的力動に着目し、心理社会的なはたらきかけを行うとともに、社会資源の活用・調整を通して生活課題を個別に解決する支援方法

メゾ・ソーシャルワーク
集団に対するソーシャルワーク

 人々の集団としての活動を通して、各個人の成長と発達、問題の解決する支援方法

マクロ・ソーシャルワーク
地域に対するソーシャルワーク

 地域社会における社会関係にはたらきかけることで、個人・集団に対する支援が有効に機能するように、社会資源を調整・開発する支援方法

制度に対するソーシャルワーク
・ソーシャルアクション(制度の改革を目指す活動)
・ソーシャル・プランニング(社会福祉計画)
・ソーシャル・アドミニストレーション(社会福祉運営管理)
・社会福祉調査 など
上記以外の類型
コミュニティ・ソーシャルワーク 地域へのはたらきかけと個人へのはたらきかけを、より一体的に捉える考え方
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