第20回 問題55

問題55 介護保険における認知症対応型通所介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.職員、利用者及びサービスを提供する空間を明確に区別すれば、一般の通所介護と同じ事業所で同一の時間帯にサービスを行うことができる。
2.認知症の原因となる疾患が急性の状態にある者も対象となる。
3.9時間のサービス利用の後に連続して延長サービスを行った場合は、5時間を限度として加算を算定できる。
4.送迎時に実施した居宅内での介助等に要した時間は、サービス提供時間に含まれない。
5.屋外でのサービスを提供する場合は、認知症対応型通所介護計画に位置付けられている必要がある。

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解答

1、3、5

解説

1.職員、利用者及びサービスを提供する空間を明確に区別すれば、一般の通所介護と同じ事業所で同一の時間帯にサービスを行うことができる。
 →◯

 認知症対応型通所介護の基準の「基本方針」の解釈通知において、「対象者を認知症の者に限定したサービスであるため、一般の通所介護と一体的に実施することは認められない。一般の通所介護と同じ事業所で同一の時間帯に行う場合には、例えばパーティション等で間を仕切るなどにより、職員、利用者及びサービスを提供する空間を明確に区別することが必要」と規定されています(2018中央法規ワークブックP437、八訂基本テキスト2巻P292)。そのため、解答は◯になります。

2.認知症の原因となる疾患が急性の状態にある者も対象となる。
 →×

 認知症対応型通所介護の基準の「基本方針」の解釈通知において、「認知症の原因疾患が急性の状態にある者は、その事業所において日常生活を送ることに支障があると考えられることから、認知症対応型通所介護の対象とはならない」と規定されています(2018中央法規ワークブックP437、八訂基本テキスト2巻P293)。そのため、解答は×になります。

3.9時間のサービス利用の後に連続して延長サービスを行った場合は、5時間を限度として加算を算定できる。
 →◯

 認知症対応型通所介護の基本的な介護報酬は「8時間以上9時間未満」まで設定されており、それと連続してサービスを提供した場合の「延長加算」は5時間が限度とされています。(2018中央法規ワークブックP440、八訂基本テキスト2巻P298・P299・P104)。そのため、解答は◯になります。

4.送迎時に実施した居宅内での介助等に要した時間は、サービス提供時間に含まれない。
 →×

 送迎時に、利用者の居宅内で行った介助等(着替え、ベッド・車いすでの移乗、戸締まりなど)については、計画に位置づけて、介護福祉士など一定の要件を満たした者が行った場合、1日30分を限度に、サービス提供時間に含むことができるとされています(2018中央法規ワークブックP440、八訂基本テキスト2巻P298)。そのため、解答は×になります。

5.屋外でのサービスを提供する場合は、認知症対応型通所介護計画に位置付けられている必要がある。
 →◯

 認知症対応型通所介護の運営基準の解釈通知において、次のように規定されています(2018中央法規ワークブックP438)。そのため、解答は◯になります。

屋外でのサービス提供の要件
 認知症対応型通所介護は、事業所内でサービスを提供することが原則であるが、次に掲げる条件を満たす場合においては、事業所の屋外でサービスを提供することができる。  
イ あらかじめ認知症対応型通所介護計画に位置付けられていること  
ロ 効果的な機能訓練等のサービスが提供できること

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