第19回 問題54

問題54 介護保険における通所介護について正しいものはどれか。2つ選べ。
1.若年性認知症の利用者を受け入れた場合は、認知症加算に加えて、若年性認知症利用者受入加算を算定できる。
2.低栄養状態にある利用者に対して管理栄養士を中心に栄養改善サービスを提供した場合は、月に2回を限度として栄養改善加算を算定できる。
3.通所介護計画は、利用者が希望した場合にのみ交付すればよい。
4.利用者からの要望があれば、利用定員を超えてサービスを提供することができる。
5.サービス利用時間が9時間以上の場合は、5時間を限度として延長加算を算定できる。

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解答

2、5

解説

1.若年性認知症の利用者を受け入れた場合は、認知症加算に加えて、若年性認知症利用者受入加算を算定できる。
 →×

 若年性認知症利用者受入加算は、受け入れた若年性認知症(65歳未満)の利用者ごとに個別に担当者を定めて、その担当者を中心に、利用者の特性やニーズに応じたサービスを提供した場合に算定します。
 この加算は、認知症加算を算定した場合には算定できません(2018中央法規ワークブックP405、七訂基本テキスト2巻P171)。そのため、解答は×になります。
 なお、認知症加算は、次の要件を全て満たした場合に、認知症高齢者の日常生活自立度III以上の利用者に対して算定します(2018中央法規ワークブックP152・P405、七訂基本テキスト2巻P170)。

認知症加算の要件
(全て満たした場合に、認知症高齢者の日常生活自立度III以上の利用者に対して算定)
介護職員または看護職員を人員基準に規定される数に加えて常勤換算方法で2人以上確保している。
前年度または前3か月間の利用者総数のうち、認知症高齢者の日常生活自立度III以上の利用者の占める割合が20%以上。
サービスを提供する時間帯を通じて専らサービス提供にあたる認知症介護指導者研修、認知症介護実践リーダー研修、認知症介護実践者研修などを修了した者を1人以上確保している。

2.低栄養状態にある利用者に対して管理栄養士を中心に栄養改善サービスを提供した場合は、月に2回を限度として栄養改善加算を算定できる。
 →◯

 この選択肢にあるように、栄養改善加算は、低栄養状態(または、そのおそれ)にある利用者に対し、管理栄養士を中心として栄養改善サービス(栄養ケア計画の策定、定期的な記録と評価など)を提供した場合に、月に2回を限度として算定します(2018中央法規ワークブックP405、七訂基本テキスト2巻P171)。そのため、解答は◯になります。
 なお、栄養改善加算の算定は原則3か月で、3か月ごとの評価によって必要と判断されれば、継続して算定することができます。

3.通所介護計画は、利用者が希望した場合にのみ交付すればよい。
 →×

 通所介護計画を交付するのは、利用者が希望した場合のみではありません。通所介護の運営基準において「通所介護計画を作成した際には、利用者に交付しなければならない」と規定されています(2018中央法規ワークブックP401、七訂基本テキスト2巻P168)。そのため、解答は×になります。

4.利用者からの要望があれば、利用定員を超えてサービスを提供することができる。
 →×

 通所介護の運営基準において「利用定員を超えてサービスの提供を行ってはならない。ただし、災害その他のやむを得ない事情がある場合を除く」と規定されています(2018中央法規ワークブックP401、七訂基本テキスト2巻P168)。そのため、解答は×になります。

5.サービス利用時間が9時間以上の場合は、5時間を限度として延長加算を算定できる。
 →◯

 通所介護の基本的なサービス提供時間は「3時間以上5時間未満」、「5時間以上7時間未満」、「7時間以上9時間未満」で、9時間以上の場合は、この選択肢にあるように、5時間を限度に(最大は「13時間以上14時間未満)延長加算を算定することができます(2018中央法規ワークブックP402、七訂基本テキスト2巻P169)。そのため、解答は◯になります。
 なお、14時間以上となった場合、14時間以上の部分については「通常の時間を超えるサービス(預かりサービス)の費用」として、利用者から徴収できます(2018中央法規ワークブックP401、七訂基本テキスト2巻P168)。

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