第21回 問題8【平成30年 ケアマネ試験 介護支援分野】

問題8 地域密着型サービスについて正しいものはどれか。3つ選べ。
1.看護小規模多機能型居宅介護は、市町村長が行う公募指定の対象である。
2.指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、夜間・深夜に限り、同一敷地内の施設等の職員をオペレーターに充てることができる。
3.指定療養通所介護事業所の利用定員は、18人以下である。
4.指定小規模多機能型居宅介護の通いサービス及び宿泊サービスは、一時的に利用定員を超えることが認められる。
5.指定認知症対応型共同生活介護の共同生活住居については、居間と食堂を同一の場所とすることができない。

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解答

1、3、4

解説

1.看護小規模多機能型居宅介護は、市町村長が行う公募指定の対象である。
→◯

 市町村長は必要があるときは、期間を定めて、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護の指定を、公募により行うことができます(2018中央法規ワークブックP86、八訂基本テキスト1巻P149)。そのため、解答は◯になります。

関連Q&A
地域密着型サービス事業者の公募指定の目的や仕組みは、どのようなものですか?
公募して選ぶことで、サービスの見込み量を確保し、質の向上を目指す

公募指定の目的

 原則としては、指定は申請に基づいて行われます。ただし、定期巡回・随時対応型訪問介護看護、小規模多機能型居宅介護、看護小規模多機能型居宅介護については、市町村長は期間を定めて、公募による指定を行うことができます。公募を行う意義は、次のようなものです。  定期巡回・随時対応型訪問看護介護などの公募指定は、たとえば市町村が「ひとつの区域で、1事業者」というように募集します。これに事業者が応募して、市町村が選考し、事業者を決定します。  このようにすることで、見込み量を確保する(事業者が増えすぎるのを防止して、事業者数を適正にする)ことができます。  また、応募してきたいくつかの事業者の中から選考しますので、より良い事業者が選ばれることになり、したがってサービスの質が向上すると言えます。  この「見込み量の確保」と「サービスの質が向上」が、公募による指定の目的です。  

公募指定の仕組み

 公募指定にあたっては、厚生労働省令に定める基準に従って、公正な方法で選考して事業者を決定することとされています。  公募指定の有効期間は、「指定の日から、6年を超えない範囲内で市町村長が定める期間」とされています。
公募指定についての「厚生労働省令に定める基準」  この基準の内容は、次のようなものです。 1.市町村長は、選考基準を設け、当該基準を公表するとともに、当該基準に基づいて選考をし、指定地域密着型サービス事業者を決定すること。 2.市町村長は、公募を行う旨を公報又は広報紙への掲載、インターネットの利用その他適切な方法により周知すること。 3.市町村長は、応募の受付期間を十分に確保すること。 4.市町村長は、選考の結果、指定地域密着型サービス事業者を決定しなかったときは、当該選考後一定期間内に再度公募を行うこと。  この内容は、地域によって変わる性質のものではないので、厚生労働省令で定めて、全国一律で適用されます。
2.指定定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業所は、夜間・深夜に限り、同一敷地内の施設等の職員をオペレーターに充てることができる。
→×

 オペレーターについては、利用者の処遇に支障がない場合は兼務可とされています(2018中央法規ワークブックP319、八訂基本テキスト2巻P264)。
 また、事業所の同一敷地内に施設等がある場合は、その施設等の入所者等の処遇に支障がなければ、その施設等の職員をオペレーターとして充てることができるとされています(指定基準第3条の4第5項)。これに関して「夜間・深夜に限り」とはされていません。そのため、解答は×になります。

3.指定療養通所介護事業所の利用定員は、18人以下である。
→◯

 設問のとおりです(2018中央法規ワークブックP322、八訂基本テキスト2巻P289)。

4.指定小規模多機能型居宅介護の通いサービス及び宿泊サービスは、一時的に利用定員を超えることが認められる。
→◯

 原則としては、利用定員を超えてはなりません(2018中央法規ワークブックP188、八訂基本テキスト2巻P307)。
 ただし、利用者の様態や希望等により特に必要と認められる場合は、一時的に利用定員を超えることはやむを得ないとされています(八訂基本テキスト2巻P307)。そのため、解答は◯になります。

5.指定認知症対応型共同生活介護の共同生活住居については、居間と食堂を同一の場所とすることができない。
→×

 居間および食堂は、同一の場所とすることができます(八訂基本テキスト2巻P319)。そのため、解答は×になります。

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