第21回 問題30【平成30年 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

問題30 バイタルサインについて正しいものはどれか。3つ選べ。
1.生命の維持にかかわる最も基本的な情報をいう。
2.意識レベルは、バイタルサインには含まれない。
3.感染症にかかっても、発熱しないことがある。
4.脱水では、徐脈がみられる。
5.降圧剤によって起立性低血圧を起こすことがある。

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解答

1、3、5

解説

1.生命の維持にかかわる最も基本的な情報をいう。
→◯

 バイタルサインとは、生命の維持にかかわる最も基本的な情報のことで、医療においては体温、脈拍、血圧、意識レベル、呼吸の5つを指します(2018中央法規ワークブックP222、八訂基本テキスト3巻P70)。そのため、解答は◯になります。

2.意識レベルは、バイタルサインには含まれない。
→×

 選択肢1の解説にあるように、バイタルサインには意識レベルが含まれます。そのため、解答は×になります。

3.感染症にかかっても、発熱しないことがある。
→◯

 高齢者の場合、症状が非定型的になり、発熱の程度と疾患の重症度は必ずしも関連せずに、感染症があっても発熱が見られないこともあります(2018中央法規ワークブックP284、八訂基本テキスト3巻P71・P95)。そのため、解答は◯になります。

4.脱水では、徐脈がみられる。
→×

 脱水、感染症、うっ血性心不全、甲状腺機能亢進症などでみられるのは、頻脈(心拍数が100回/分以上)です(2018中央法規ワークブックP223、八訂基本テキスト3巻P71)。そのため、解答は×になります。

 なお、徐脈(60回/分未満)は、脳出血に伴う迷走神経刺激、薬剤(ジギタリス剤など)の副作用、甲状腺機能低下症、洞不全症候群、心臓の刺激伝達系の異常(房室ブロックなど)などでみられます。

脈拍の変化と原因
種類 原因
頻脈 100回/分以上 感染症、うっ血性心不全、甲状腺機能亢進症、脱水など
徐脈 60回/分未満 脳出血に伴う迷走神経刺激、薬剤(ジギタリス剤など)の副作用、甲状腺機能低下症、洞不全症候群、心臓の刺激伝達系の異常(房室ブロックなど)など
不整脈 脈拍の結滞(脈拍が欠けること)やリズムの乱れ 心室性期外収縮、上室性期外収縮、心房細動など
5.降圧剤によって起立性低血圧を起こすことがある。
→◯

 起立性低血圧は、急に立ち上がったときなどに血圧が低下するもので、ふらつき、めまい、眼前暗黒感、失神などがみられます。
 パーキンソン病などでもみられますが、薬剤(降圧剤、利尿薬、抗うつ薬など)の副作用として出現したり、飲酒が原因となることもあります(2018中央法規ワークブックP223、八訂基本テキスト3巻P73)。そのため、解答は◯になります。

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