第21回 問題36【平成30年 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

問題36 次の記述のうち、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.高齢者の低栄養状態を改善するには、水分を多く摂取することが重要である。
2.介護保険施設では、入所者全員について栄養ケア計画の作成が義務付けられている。
3.栄養マネジメント加算の要件には、栄養に関するスクリーニング、アセスメント及びケア計画の作成が含まれる。
4.高齢になっても、味覚は低下しない。
5.認知症の高齢者への食事摂取の促しとしては、声かけ、見守りなども重要である。

猫の写真

解答

3、5

解説

1.高齢者の低栄養状態を改善するには、水分を多く摂取することが重要である。
→×

 食欲がないときには、少量でも食べやすく、エネルギーやたんぱく質を比較的多く含む食品(アイスクリーム、プリン、牛乳、ヨーグルト、チーズなど)を利用するよう心がけます。また、間食・捕食で補うのも有効です(八訂基本テキスト3巻P378・P380)。

2.介護保険施設では、入所者全員について栄養ケア計画の作成が義務付けられている。
→×

 介護保険施設の入所者全員に対して、栄養ケア計画の作成が義務付けられているわけではありません。必要な入所者に対してのみ、栄養ケア計画が作成されます。
 なお、選択肢3の解説にある栄養ケア計画の作成などの要件を満たした場合は、栄養マネジメント加算を算定します。

3.栄養マネジメント加算の要件には、栄養に関するスクリーニング、アセスメント及びケア計画の作成が含まれる。
→◯

 栄養マネジメント加算は、常勤の管理栄養士を1人以上配置し、医師、歯科医師、管理栄養士、看護師、介護支援専門員などの専門職が共同してスクリーニング、アセスメント、栄養ケア計画の作成などを実施し、継続的に栄養管理を行った場合に算定します(2018中央法規ワークブックP333・P465、八訂基本テキスト2巻P431・P454・P469)。

4.高齢になっても、味覚は低下しない。
→×

 高齢者の多くに亜鉛欠乏症がみられ、亜鉛が欠乏すると舌の味蕾が萎縮するので、味覚が低下します(八訂基本テキスト3巻P9)。

5.認知症の高齢者への食事摂取の促しとしては、声かけ、見守りなども重要である。
→◯

 認知症の高齢者への食事摂取の促しとして、次のものがあげられます(八訂基本テキスト3巻P382)。

認知症の高齢者への食事摂取の促し
本人への直接的なはたらきかけ……声かけ、見守り、ボディタッチなど
食事環境へのはたらきかけ……食事場所の変更、食事時間の変更、食器具の変更、姿勢の保持など
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