第21回 問題41【平成30年 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

問題41 介護保険法による訪問看護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.要介護認定者であれば、主治の医師の指示は必要ない。
2.理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士によっても提供される。
3.訪問看護の内容は、療養上の世話又は必要な診療の補助である。
4.原則として、健康保険法による訪問看護より優先的に適用される。
5.心身の機能の維持回復を目指すものであり、要介護状態の悪化防止は含まない。

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解答

2、3、4

解説

1.要介護認定者であれば、主治の医師の指示は必要ない。
→×

 居宅サービス計画に以下の医療サービスを位置づける場合は、主治医の指示が必要とされています(2018中央法規ワークブックP154、八訂基本テキスト1巻P213・P236)。そのため、解答は×になります。

居宅サービス計画に位置づける場合に、主治医の指示が必要な医療サービス
訪問看護
訪問リハビリテーション
通所リハビリテーション
居宅療養管理指導
短期入所療養介護
定期巡回・随時対応型訪問介護看護(訪問看護サービスを利用する場合)
看護小規模多機能型居宅介護(看護サービスを利用する場合)

介護予防サービス計画に医療サービスを位置づける場合
 同様に、介護予防サービス計画に以下の医療サービスを位置づける場合も、主治医の指示が必要とされています(2018中央法規ワークブックPP173、八訂基本テキスト1巻P352・P213・P236)。

介護予防サービス計画に位置づける場合に、主治医の指示が必要な医療サービス
介護予防訪問看護
介護予防訪問リハビリテーション
介護予防通所リハビリテーション
介護予防居宅療養管理指導
介護予防短期入所療養介護
2.理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士によっても提供される。
→◯

 訪問看護ステーションの理学療法士、作業療法士、言語聴覚士は、訪問看護の一環としてリハビリテーションを実施することができます(2018中央法規ワークブックP295、八訂基本テキスト2巻P57・P62)。そのため、解答は◯になります。

3.訪問看護の内容は、療養上の世話又は必要な診療の補助である。
→◯

 設問のとおりです(2018中央法規ワークブックP294、八訂基本テキスト2巻P52)。

 なお、訪問看護のより具体的なサービス内容は、次のものになります。

訪問看護のサービス内容
病状の観察と情報収集
療養上の世話
診療の補助
精神的支援
リハビリテーション
家族支援
療養指導
在宅での看取りの支援
4.原則として、健康保険法による訪問看護より優先的に適用される。
→◯

 健康保険や国民健康保険などの医療保険と介護保険で重複するサービスについては、原則として、介護保険の給付が優先します(2018中央法規ワークブックP50・P294、八訂基本テキスト1巻P130・2巻P53)。そのため、解答は◯になります。
 ただし、歯科治療や介護保険施設の入所者に対する急性期治療など、一定の医療については医療保険から給付されます。

他法との給付調整の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
他法との給付調整【一問一答 ケアマネ試験対策】
他法との給付調整について、◯か×で答えなさい Q1 労働者災害補償保険法による療養補償給付よりも、介護保険の給付が優先する。 ...
5.心身の機能の維持回復を目指すものであり、要介護状態の悪化防止は含まない。
→×

 訪問看護は心身の機能の維持回復を目指し、かつ要介護状態の軽減・悪化の防止に資するように行うこととされています(八訂基本テキスト2巻P52)。そのため、解答は×になります。

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