第21回 問題46【平成30年 ケアマネ試験 福祉サービス分野】

問題46 面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.「もう少し詳しく話してください」という質問は、クローズドクエスチョン(閉じられた質問)である。
2.コミュニケーション手段としては、言語的なものと非言語的なものがある。
3.傾聴は、「聴いている」ということをクライエントに理解してもらうことを含む。
4.「励まし、明確化、要約」は、クライエントとの関係を形成するための重要な技術である。
5.話すときの表情、抑揚、速さは、重要ではない。

猫の写真

解答

2、3、4

解説

1.「もう少し詳しく話してください」という質問は、クローズドクエスチョン(閉じられた質問)である。
→×

 設問のような「はい」か「いいえ」で答えられない質問は、オープンクエスチョン(開かれた質問)に該当します(2018中央法規ワークブックP351、八訂基本テキスト3巻P481)。

クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン
クローズド
クエスチョン

(閉じられた質問)
「はい」か「いいえ」で答えられる質問および簡単に2~3の単語で答えられる質問。
クライエントの語る内容を明確化し、焦点を当てることが可能。
頻回に用いると、クライエントの意向を制限してしまうことにもなる。
オープン
クエスチョン

(開かれた質問)
クローズドクエスチョンでない質問。
クライエント自身の選択や決定による答えを見つけることを促すことができる。
重複する質問、「なぜ」や「どうして」で始まる質問は、クライエントの戸惑いを増幅させてしまいがち。
「なぜ」や「どうして」で始まる質問は、聞く側の「納得できない」という気持ちを含むため、クライエントが防衛的になってしまいがち。
2.コミュニケーション手段としては、言語的なものと非言語的なものがある。
→◯

 設問のとおりです(2018中央法規ワークブックP350、八訂基本テキスト3巻P476)。

 なお、コミュニケーションには、言語が20~30%、非言語が70~80%含まれています。

コミュニケーションの伝達経路(言語、非言語)
言語
情報の内容を伝える。
非言語
ジェスチャー、表情、姿勢、うなずき、媒介的要素(声のトーン、抑揚、高低などの準言語)など。
思い、気持ち、感情を伝える。
言語と非言語は、相反するメッセージを伝えることが多くあるため、よりいっそう耳を傾けることが大切。
3.傾聴は、「聴いている」ということをクライエントに理解してもらうことを含む。
→◯

 傾聴とは、クライエントの話す内容と思い、クライエントや家族の固有の価値観に積極的に耳を傾け、その価値観に基づいて、全容をあるがままに受け止めることです(2018中央法規ワークブックP350、八訂基本テキスト3巻P479)。

4.「励まし、明確化、要約」は、クライエントとの関係を形成するための重要な技術である。
→◯

 設問のとおりです(2018中央法規ワークブックP350~、八訂基本テキスト3巻P468~)。

5.話すときの表情、抑揚、速さは、重要ではない。
→×

 コミュニケーションにおいては、表情、抑揚、速さなどの非言語的コミュニケーションも大きな役割を果たします(2018中央法規ワークブックP350、八訂基本テキスト3巻P476)。

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