問題25 Bさん(75 歳、女性)は、夫と二人で暮らしている。Bさんは、高血圧及び糖尿病のため、近所の診療所に定期的に通院している。最近、Bさんは、認知症により、昼夜逆転の生活になり、夜中に外に出て自宅に戻れなくなることもある。夫としては、介護の負担が増しているが、できる限り在宅生活を継続したいと思っている。要介護認定の結果、要介護2の認定を受けた。介護支援専門員の当面の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.外に出て戻れなくなったときの対応のため、地域包括支援センターに協力を依頼し、民生委員や近隣の商店との連携を図る。
2.夜中に外に出ていく背景や理由についてアセスメントを行う。
3.主治医を認知症の専門医に変更することを勧める。
4.介護老人福祉施設への入所を提案する。
5.夫の休息とBさんの生活リズムを整えるため、認知症対応型通所介護の利用を提案する。
解答
1、2、5
解説
1.外に出て戻れなくなったときの対応のため、地域包括支援センターに協力を依頼し、民生委員や近隣の商店との連携を図る。
→◯
→◯
2.夜中に外に出ていく背景や理由についてアセスメントを行う。
→◯
→◯
認知症で、夜中に外に出て自宅に戻れなくなることのあるBさんへの対応として、これらの内容は適切と言えます。
3.主治医を認知症の専門医に変更することを勧める。
→×
→×
高血圧及び糖尿病のため、近所の診療所に定期的に通院しているBさんに対して、設問の内容は適切とは言えません。
4.介護老人福祉施設への入所を提案する。
→×
→×
夫は、できる限り在宅生活を継続したいと思っているため、設問の内容は適切とは言えません。
5.夫の休息とBさんの生活リズムを整えるため、認知症対応型通所介護の利用を提案する。
→◯
→◯
認知症により昼夜逆転の生活となっているBさんへの対応として、認知症対応型通所介護の利用を提案するのは適切と言えます。