解答
2、5
解説
→×
高齢者の1回の換気量(吸入または呼出される空気量)は、一般成人と比べて違いはありません(2023ユーキャン速習レッスンP220、九訂基本テキスト下巻P72)。そのため、解答は×になります。
なお、高齢者の場合、残気量(息を最大限に吐き出した後に肺に残る空気量)は増加し、肺活量(息を最大限に吸い込んでから吐き出せる空気量)は低下します。
→◯
頻呼吸とは、呼吸数が1分間に25回以上で、1回の換気量が少ないことをいいます。これは、発熱や心不全、呼吸器疾患で見られます(2023ユーキャン速習レッスンP220、九訂基本テキスト下巻P72)。そのため、解答は◯になります。
→×
心不全や喘息による呼吸困難の場合、臥位(寝た状態)よりも、起座位または半座位での呼吸(起座呼吸)の方が症状が楽になるという特徴があります(2023ユーキャン速習レッスンP284、九訂基本テキスト下巻P182)。そのため、解答は×になります。
→×
慢性気管支炎や肺気腫などの慢性閉塞性肺疾患(COPD)の特徴的な症状は、慢性の咳と痰、労作時呼吸困難(歩行時や階段昇降時などの呼吸困難)です。そのため、解答は×になります。
なお、下顎呼吸(顎だけが弱々しく動く呼吸)は、臨終が近いことを意味します(2023ユーキャン速習レッスンP221・P291、九訂基本テキスト下巻P73・P331)。
→◯
チェーンストークス呼吸は、小さな呼吸→大きな呼吸→小さな呼吸→一時的に無呼吸、という呼吸を30秒から2分くらいの周期で繰り返すものです(2023ユーキャン速習レッスンP221・P291、九訂基本テキスト下巻P73・P331)。そのため、解答は◯になります。
なお、チェーンストークス呼吸は脳血管障害や心不全などでみられます。