第22回 問題27【令和元年度10月 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題27 食事について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.摂食・嚥下プロセスの先行期(認知期)は、食べ物を咀嚼する段階である。
2.摂食・嚥下プロセスの咽頭期の障害では、胃からの逆流がみられる。
3.食事の介護のアセスメントには、福祉用具専門相談員が関わることもある。
4.食事の介護のアセスメントには、利用者が調理を行っているかどうかの確認は含まれない。
5.食事の介護のアセスメントでは、利用者の普段の活動性や睡眠状況も確認する。

猫の写真

解答

3、5

解説

1.摂食・嚥下プロセスの先行期(認知期)は、食べ物を咀嚼する段階である。
→×

 摂食・嚥下プロセスの先行期(認知期)は、視覚、触覚、嗅覚などによって食物を認知する段階です(2020ユーキャン速習レッスンP227、八訂基本テキスト3巻P417)。そのため、解答は×になります。

 なお、食べ物を咀嚼するのは「第2期 準備期」の段階です。

摂食・嚥下プロセス
摂食……食物や水分を、口から喉元に運ぶ過程。
嚥下……飲み込む過程。
第1期
 先行期(認知期)
視覚、触覚、嗅覚などによって、食物を認知する。無条件反射で唾液が分泌される。
障害の例:認知機能の問題により、食物を認知できず、食欲がわかない。
第2期
 準備期
食物を口に入れて咀嚼し、唾液と混ぜ合わされたペースト状の食塊を形成して、嚥下しやすくする。
障害の例:歯の喪失などで、適当な大きさに噛み砕けない。
第3期
 口腔期
舌を口蓋に押し付け、食塊を喉(咽頭)に送り込む。
障害の例:口腔(舌)や顎関節の機能が低下し、口腔内に食塊が残りやすい。
第4期
 咽頭期
気道を閉じ、食塊を咽頭から食道へ送る。
障害の例:咽頭に食塊が残りやすい。
第5期
 食道期
食塊を食道から、蠕動運動で胃に送る。このとき、食塊が逆流しないよう、食道の入り口が閉じる。
障害の例:食塊の送り込みが遅れたり、逆流したりしやすくなる。
2.摂食・嚥下プロセスの咽頭期の障害では、胃からの逆流がみられる。
→×

 咽頭期の障害では、咽頭に食塊が残りやすくなります(2020ユーキャン速習レッスンP227、八訂基本テキスト3巻P417)。そのため、解答は×になります。

 なお、胃からの逆流がみられるのは「第5期 食道期」の段階です。

3.食事の介護のアセスメントには、福祉用具専門相談員が関わることもある。
→◯

 食事の介護のアセスメントでは、多職種と連携する必要があります。そこでは、福祉用具専門相談員と連携し、自助具の活用などについて確認します(2020ユーキャン速習レッスンP228、八訂基本テキスト3巻P418)。そのため、解答は◯になります。

4.食事の介護のアセスメントには、利用者が調理を行っているかどうかの確認は含まれない。
→×

 食事の介護のアセスメントには、調理(献立を考えるところから、食べること、後片付けまで)のどの部分まで可能なのかを確認することも含まれます(2020ユーキャン速習レッスンP228、八訂基本テキスト3巻P418)。そのため、解答は×になります。

5.食事の介護のアセスメントでは、利用者の普段の活動性や睡眠状況も確認する。
→◯

 食事の介護のアセスメントでは、利用者の栄養状態についてアセスメントします。ここに、利用者の普段の活動性や睡眠状況の確認が含まれます(2020ユーキャン速習レッスンP228、八訂基本テキスト3巻P419)。そのため、解答は◯になります。

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