解答
3、5
解説
→×
摂食・嚥下プロセスの先行期(認知期)は、視覚、触覚、嗅覚などによって食物を認知する段階です(2023ユーキャン速習レッスンP229、九訂基本テキスト下巻P386)。そのため、解答は×になります。
なお、食べ物を咀嚼するのは「第2期 準備期」の段階です。
摂食……食物や水分を、口から喉元に運ぶ過程。 嚥下……飲み込む過程。 |
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第1期 先行期(認知期) |
視覚、触覚、嗅覚などによって、食物を認知する。無条件反射で唾液が分泌される。 | |
障害の例:認知機能の問題により、食物を認知できず、食欲がわかない。 | ||
第2期 準備期 |
食物を口に入れて咀嚼し、唾液と混ぜ合わされたペースト状の食塊を形成して、嚥下しやすくする。 | |
障害の例:歯の喪失などで、適当な大きさに噛み砕けない。 | ||
第3期 口腔期 |
舌を口蓋に押し付け、食塊を喉(咽頭)に送り込む。 | |
障害の例:口腔(舌)や顎関節の機能が低下し、口腔内に食塊が残りやすい。 | ||
第4期 咽頭期 |
気道を閉じ、食塊を咽頭から食道へ送る。 | |
障害の例:咽頭に食塊が残りやすい。 | ||
第5期 食道期 |
食塊を食道から、蠕動運動で胃に送る。このとき、食塊が逆流しないよう、食道の入り口が閉じる。 | |
障害の例:食塊の送り込みが遅れたり、逆流したりしやすくなる。 |
→×
咽頭期の障害では、咽頭に食塊が残りやすくなります(2023ユーキャン速習レッスンP229、九訂基本テキスト下巻P386)。そのため、解答は×になります。
なお、胃からの逆流がみられるのは「第5期 食道期」の段階です。
→◯
食事の介護のアセスメントでは、多職種と連携する必要があります。そこでは、福祉用具専門相談員と連携し、自助具の活用などについて確認します(2023ユーキャン速習レッスンP230、九訂基本テキスト下巻P386・P387)。そのため、解答は◯になります。
→×
食事の介護のアセスメントには、調理(献立を考えるところから、食べること、後片付けまで)のどの部分まで可能なのかを確認することも含まれます(2023ユーキャン速習レッスンP230、九訂基本テキスト下巻P387)。そのため、解答は×になります。
→◯
食事の介護のアセスメントでは、利用者の栄養状態についてアセスメントします。ここに、利用者の普段の活動性や睡眠状況の確認が含まれます(2023ユーキャン速習レッスンP230、九訂基本テキスト下巻P387)。そのため、解答は◯になります。