解答
1、3、4
解説
→◯
メマンチン(メマリー)や抗精神病薬が過量だと、アパシー(意欲や自発性などの低下)になる場合があります(2023ユーキャン速習レッスンP249、九訂基本テキスト下巻P218)。そのため、解答は◯になります。
なお、こうした状態を「過鎮静」といい、薬剤を減量すれば活動性が戻ります。
→×
都道府県ごとに若年性認知症の人やその家族からの相談に対応する窓口が設置され、そこに若年性認知症支援コーディネーターが配置されています(2023ユーキャン速習レッスンP255、九訂基本テキスト下巻P256)。
つまり、若年性認知症支援コーディネーターは都道府県ごとに配置されているということであり、そのため解答は×になります。
→◯
→◯
設問のとおりです(2023ユーキャン速習レッスンP250、九訂基本テキスト下巻P221)。
なお、検査時間はいずれも10分程度です。両方とも30点満点で評価します。長谷川式認知症スケール(HDS-R)は20点以下、MMSEは23点以下で認知症を疑います。
→×
レビー小体とは、神経細胞が脱落・変性したαシヌクレインというたんぱく質が蓄積して形成される、特殊なたんぱく質の塊です。
レビー小体型認知症では、脳だけでなく抹消自律神経系の神経細胞にもレビー小体が異常沈着するため、次のようにさまざまな症状が現れます(2023ユーキャン速習レッスンP248、九訂基本テキスト下巻P228)。ここには「幻視」も含まれるため、解答は×になります。
●レム睡眠障害(夢を見て〔レム睡眠中〕大声を出したり、身体を激しく動かす。何年も前からみられる)
●うつ症状(比較的早期から)
●嗅覚の低下(比較的早期から)
●リアルな幻視(幻視を払いのける、幻視から逃げようとするなど)、誤認妄想(家族を他人と言うなど)
●認知機能の低下は全般的で、視覚認知障害がやや目立ち、(アルツハイマー型認知症ほどではないが)記憶障害も伴う。
●パーキンソン症状
●自律神経症状として、起立性低血圧や失神(これらによる転倒)、血圧の変動、便秘。
●嚥下障害
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