解答
2、3、5
解説
→×
腹膜透析のメリットとして、血液透析に比べて食事内容の制限が緩い、通院回数が少なくて済む、などがあげられます(2023ユーキャン速習レッスンP271、九訂基本テキスト下巻P50)。
→◯
設問のとおりです(2023ユーキャン速習レッスンP276、九訂基本テキスト下巻P59)。
なお、ストーマには、消化管ストーマと尿路ストーマがあります。
消化管ストーマは、大腸がんや潰瘍性大腸炎などのために肛門から排泄ができない場合につくられます。結腸ストーマ(コロストミー)や回腸ストーマ(イレオストミー)があります。
尿路ストーマは、膀胱がんや前立腺がんで尿路が変更になった場合、脊椎損傷などによる神経因性膀胱機能不全などの場合に造設されます。腎ろう、膀胱ろうなどがあります。
→◯
在宅経管栄養法では、栄養剤の胃から食道への逆流と、それによる誤嚥を防ぐために、上半身を30度以上起こすようにします(2023ユーキャン速習レッスンP273、九訂基本テキスト下巻P55)。
→×
低酸素血症により在宅酸素療法を行っている患者に、医師の指示を超えて酸素流量を増やすと、CO2ナルコーシスとなる危険があるため、注意が必要です(2023ユーキャン速習レッスンP275、九訂基本テキスト下巻P58)。そのため、解答は×になります。
呼吸中枢は、O2とCO2に刺激されて呼吸をコントロールしている
呼吸中枢は、血中の酸素(O2)とCO2に刺激されて呼吸をコントロールしています。健康な人の場合、血中のCO2が上昇またはO2が低下すると呼吸が促進され、逆にCO2が低下またはO2が上昇すると呼吸が抑制されます。低酸素血症の場合、酸素流量を増やすと呼吸中枢は呼吸を抑制してしまう
しかし、低酸素血症の患者の場合、高CO2に慣れているため、CO2が上昇しても呼吸が促進されず、もっぱらO2によって呼吸がコントロールされるようになります。このような状態の患者に対して酸素流量を増やすと、血中のO2が上昇し、呼吸中枢は呼吸を抑制してしまうことに…。すると、CO2が体内にたまっていって、CO2ナルコーシスとなってしまいます。→◯
中心静脈栄養法を行っていても入浴は可能ですが、特別な配慮が必要となるため、具体的な方法については、医師などに相談する必要があります(2023ユーキャン速習レッスンP272、九訂基本テキスト下巻P52)。