第22回 問題35【令和元年度10月 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題35 老年期うつ病について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.めまい、便秘などの自律神経症状が目立つ。
2.脳の器質的疾患は、原因とはならない。
3.家族、友人などの喪失体験も発症のきっかけとなる。
4.自殺企図の危険性は低い。
5.認知症を合併することがある。

猫の写真

解答

1、3、5

解説

1.めまい、便秘などの自律神経症状が目立つ。
→◯

 老年期うつ病では、特に心気的な訴え(身体不調の訴え)が多くなり、めまい、しびれ、排尿障害、便秘などの自律神経障害が目立ちます(2020ユーキャン速習レッスンP254、八訂基本テキスト3巻P272)。
 また、気分の落ち込みよりも、不安、緊張、焦燥が目立ちます。

2.脳の器質的疾患は、原因とはならない。
→×

 老年期うつ病の発生要因としては、次のものがあげられます(2020ユーキャン速習レッスンP254、八訂基本テキスト3巻P275)。ここに選択肢にある内容が含まれるため、解答は×になります。

老年期うつ病の発症要因
女性ホルモン・脳内神経伝達物質の異常、脳の血流障害、身体疾患(疾病の罹患)
喪失体験(配偶者や友人などとの死別、仕事からの引退など)
孤独
病前の性格(厳格で良心的、真面目、完璧主義、執着傾向など)の影響
 など

※遺伝の関与は少ないとされている。
3.家族、友人などの喪失体験も発症のきっかけとなる。
→◯

 選択肢2の解説にあるとおりです。

4.自殺企図の危険性は低い。
→×

 老年期うつ病がひどくなると、次のような症状が現れます(2020ユーキャン速習レッスンP254、八訂基本テキスト3巻P276)。ここに自殺企図が含まれるため、解答は×になります。

老年期うつ病がひどくなると現れる症状
罪業妄想(自分を責める内容の妄想)
貧困妄想(金銭的に困窮し、生活できないという妄想)
心気妄想(不知の病にかかったという妄想)
自殺企図(自殺を図ること)
5.認知症を合併することがある。
→◯

 老年期うつ病は長く治りにくいという特徴があり、一部は認知症に移行することがあります(2020ユーキャン速習レッスンP254、八訂基本テキスト3巻P276)。

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