第22回 問題37【令和元年度10月 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
問題37 検査について、より適切なものはどれか。2つ選べ。
1.血清グロブリンは、栄養状態をみる指標として最も有用である。
2.脊椎の圧迫骨折で身長が低くなると、BMI(Body Mass Index)は、骨折前と比較して高くなる。
3.血中尿素窒素(BUN)は、肥満の程度を示す。
4.24時間心電図(ホルター心電図)の検査中は、臥床している必要がある。
5.C反応性たんぱく質(CRP)は、感染症で高値になることが多い。

猫の写真

解答

2、5

解説

1.血清グロブリンは、栄養状態をみる指標として最も有用である。
→×

 高齢者の低栄養は、血清アルブミン値、BMI、体重減少、上腕周囲長、食事摂取量などによって評価・判定をします(2020ユーキャン速習レッスンP220、八訂基本テキスト3巻P77・P372・P378)。

低栄養のリスク指標
BMI
(Body Mass Index)
体重kg÷(身長m×身長m)
肥満:25以上
低体重:18.5未満
体重減少 6か月間で2~3kg以上の減少
 または
6か月間で3%以上の減少
血清アルブミン値 3.6g/dL以下で骨格筋の消耗が始まっている可能性あり
上腕周囲長 男性で20cm未満、女性で19cm未満

※下腿周囲長も低栄養の指標に用いられる
食事摂取量の減少 1食当たり1/3程度の量に落ちたり、1日2食程度が続いている
※腹囲:メタボリックシンドロームの診断に用いられる。男性で85cm以上、女性で90cm以上が、腹部型の肥満とされる。

 なお、高齢になるとエネルギー消費が少なくなり、食欲が低下しがちです。また、加齢によって消化器も機能低下してきます。こうしたことから、高齢者では低栄養が問題になります(2020ユーキャン速習レッスンP176、八訂基本テキスト3巻P8)。

2.脊椎の圧迫骨折で身長が低くなると、BMI(Body Mass Index)は、骨折前と比較して高くなる。
→◯

 BMIは、肥満度を示す指数で、上表にあるように、体重kg÷(身長m×身長m)という計算式で出します。
 ですので、脊椎の変形や圧迫骨折によって身長が低くなっている場合は、本来の値より大きくなります。

3.血中尿素窒素(BUN)は、肥満の程度を示す。
→×

 血中尿素窒素(BUN)は、腎機能が低下すると高値になるので、腎機能の指標として有効です(2020ユーキャン速習レッスンP221、八訂基本テキスト3巻P77)。

4.24時間心電図(ホルター心電図)の検査中は、臥床している必要がある。
→×

 24時間心電図(ホルター心電図)は、携帯用の小型心電計を装着して、日常生活を送りながら24時間の心電図を記録するものです。臥床(ベッドなどに寝た状態)である必要はありません(2020ユーキャン速習レッスンP222、八訂基本テキスト3巻P79)。

5.C反応性たんぱく質(CRP)は、感染症で高値になることが多い。
→◯

 CRP(C反応性たんぱく質、C-リアクティブ・プロテイン)は、体内で炎症や細胞破壊が起こると血液中に増加します。そのため、炎症や細胞破壊が起こる疾患(感染症、がん、膠原病、心筋梗塞など)の進行度・重症度の指標として有用です(2020ユーキャン速習レッスンP222、八訂基本テキスト3巻P79)。

 ちなみに、肺炎血球が持つC多糖体に反応することから、この名称が付けられました。

トップへ戻る