解答
1、3、5
解説
→◯
高齢者の場合、治療が長引いて、慢性化しやすい傾向があります(2023ユーキャン速習レッスンP183、九訂基本テキスト下巻P94)。
→×
高齢者は複数の疾患を有していることが多いため、個別の疾患だけに注目するのではなく、生活全般の状態をよく観察して、全人的・包括的にケアすることが必要になります(2023ユーキャン速習レッスンP183、九訂基本テキスト下巻P93)。
→◯
高齢者は複数の疾患を有していることが多くあります。そして、使用する薬剤の数が多くなるほど副作用(有害作用)の発生する頻度が高くなるため、チェックすることが大切です。また、薬剤の相互作用についても注意します(2023ユーキャン速習レッスンP183・P266、九訂基本テキスト下巻P95・P340)。
→×
高齢者のQOLや予後は、医療だけではなく、療養環境、家庭や地域社会といった社会的要因に大きく影響されます。そのため、家庭環境、住環境、経済的な状況などについても把握することが大切です(2023ユーキャン速習レッスンP183、九訂基本テキスト下巻P95)。
→◯
高齢者の場合、症状が非定型的になり、診断基準となる症状・徴候などがはっきり現れないことが多くあります(2023ユーキャン速習レッスンP183、九訂基本テキスト下巻P94)。
たとえば心不全の場合、食欲が低下したり元気がないなど様子の変化はあるものの、呼吸が苦しくなるなどの典型的な徴候が現れないことが多くあります。また、肺炎についても、発熱や呼吸器症状(咳、痰など)がなく、ひどい食欲低下や急な意識障害などの症状を示すことがあります。