第22回 問題43【令和元年度10月 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題43 指定看護小規模多機能型居宅介護について正しいものはどれか。3つ選べ。
1.事業者は、看護サービスの提供の開始に際し、主治の医師の指示を文書で受ける必要はない。
2.看護小規模多機能型居宅介護計画の作成に当たっては、地域における活動への参加の機会も考慮し、利用者の多様な活動が確保できるよう努めなければならない。
3.事業者は、看護小規模多機能型居宅介護計画及び看護小規模多機能型居宅介護報告書を主治の医師に提出しなければならない。
4.訪問介護や訪問看護などの訪問サービスと通いサービスを一体的に提供するもので、宿泊サービスは含まない。
5.看護小規模多機能型居宅介護を受けている間についても、訪問リハビリテーション費、居宅療養管理指導費及び福祉用具貸与費は算定できる。

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解答

2、3、5

解説

1.事業者は、看護サービスの提供の開始に際し、主治の医師の指示を文書で受ける必要はない。
→×

 看護サービスの提供の開始時には、主治の医師の指示を文書で受ける必要があります(2023ユーキャン速習レッスンP323、九訂基本テキスト上巻P676)。そのため、解答は×になります。

2.看護小規模多機能型居宅介護計画の作成に当たっては、地域における活動への参加の機会も考慮し、利用者の多様な活動が確保できるよう努めなければならない。
→◯

 設問のとおりです(2023ユーキャン速習レッスンP323、九訂基本テキスト上巻P676)。

3.事業者は、看護小規模多機能型居宅介護計画及び看護小規模多機能型居宅介護報告書を主治の医師に提出しなければならない。
→◯

 看護小規模多機能型居宅介護事業者は、主治の医師に看護小規模多機能型居宅介護計画および看護小規模多機能型居宅介護報告書を提出し、看護サービスの提供に当たって主治の医師との密接な連携を図らなければなりません(2023ユーキャン速習レッスンP323、九訂基本テキスト上巻P676)。そのため、解答は◯になります。

4.訪問介護や訪問看護などの訪問サービスと通いサービスを一体的に提供するもので、宿泊サービスは含まない。
→×

 看護小規模多機能型居宅介護は、訪問介護や訪問看護などの訪問サービス、通いサービス、そして宿泊サービスを一体的に提供するものです(2023ユーキャン速習レッスンP321、九訂基本テキスト上巻P669)。そのため、解答は×になります。

5.看護小規模多機能型居宅介護を受けている間についても、訪問リハビリテーション費、居宅療養管理指導費及び福祉用具貸与費は算定できる。
→◯

 まず、看護小規模多機能型居宅介護は月単位の定額報酬であり、「その月はずっと利用している」という状態になります。
 そして、看護小規模多機能型居宅介護を利用している間は、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、福祉用具貸与、福祉用具購入、住宅改修を除く他のサービスは同時に算定することはできません。したがって、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、福祉用具貸与、福祉用具購入、住宅改修は算定することができます(2023ユーキャン速習レッスンP323、九訂基本テキスト上巻P673)。そのため、解答は◯になります。

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