第22回 問題46【令和元年度10月 ケアマネ試験 福祉サービス分野】

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問題46 面接場面におけるコミュニケーション技術について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.共感とは、クライエントの考え方について、援助者がクライエントの立場に立って理解しようとすることをいう。
2.援助者は、援助者自身の過去の重要な人との関係をクライエントに投影するように努めるべきである。
3.クライエントが沈黙している場合には、援助者は、常に積極的に話しかけなければならない。
4.クローズドクエスチョンは、事実の確認を行う場合に用いる。
5.直面化とは、クライエントが目を背けていることに気づかせることをいう。

猫の写真

解答

1、4、5

解説

1.共感とは、クライエントの考え方について、援助者がクライエントの立場に立って理解しようとすることをいう。
→◯

 設問のとおりです(2020ユーキャン速習レッスンP345、八訂基本テキスト3巻P479)。

2.援助者は、援助者自身の過去の重要な人との関係をクライエントに投影するように努めるべきである。
→×

 相談援助の基本的価値観となるバイスティックの7原則に、クライエントを個人として捉える個別化があります(2020ユーキャン速習レッスンP341、八訂基本テキスト3巻P466)。

バイステックの7原則
クライエントを個人として捉える(個別化)
クライエントの感情表出を大切にする(意図的な感情の表出)
援助者は自分の感情を自覚し、吟味する(統制された情緒的関与)
クライエントの全人間像の受容
時と場を超えてクライエントに対する非審判的態度
クライエントの自己決定の最大限の尊重
秘密保持

相談援助者の職業倫理の詳細は、以下の「ポイント解説」を参照
相談援助者の職業倫理について、◯か×で答えなさい Q1 相談援助者は、過度の同情、感情移入、批判などを注意深く回避する。 ...
3.クライエントが沈黙している場合には、援助者は、常に積極的に話しかけなければならない。
→×

 クライエントの沈黙を通して伝わるメッセージもあるため、注意深く配慮する必要があります(2020ユーキャン速習レッスンP344、八訂基本テキスト3巻P479)。

4.クローズドクエスチョンは、事実の確認を行う場合に用いる。
→◯

 クローズドクエスチョン(閉じられた質問)とは、「はい」か「いいえ」で答えられる質問および簡単に2~3の単語で答えられる質問のことをいいます。これを用いることで、クライエントの話す内容を明確化し、焦点を当てることにも役立ちます(2020ユーキャン速習レッスンP345、八訂基本テキスト3巻P481)。

クローズドクエスチョンとオープンクエスチョン
クローズド
クエスチョン

(閉じられた質問)
「はい」か「いいえ」で答えられる質問および簡単に2~3の単語で答えられる質問。
クライエントの語る内容を明確化し、焦点を当てることが可能。
頻回に用いると、クライエントの意向を制限してしまうことにもなる。
オープン
クエスチョン

(開かれた質問)
クローズドクエスチョンでない質問。
クライエント自身の選択や決定による答えを見つけることを促すことができる。
重複する質問、「なぜ」や「どうして」で始まる質問は、クライエントの戸惑いを増幅させてしまいがち。
「なぜ」や「どうして」で始まる質問は、聞く側の「納得できない」という気持ちを含むため、クライエントが防衛的になってしまいがち。
5.直面化とは、クライエントが目を背けていることに気づかせることをいう。
→◯

 設問のとおりです(2020ユーキャン速習レッスンP346、八訂基本テキスト3巻P481・P482)。

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