解答
1、3
解説
ミクロ・ソーシャルワーク(個別援助)とは、クライエントの課題解決を個別に援助する方法です(2023ユーキャン速習レッスンP343、九訂基本テキスト下巻P419)。
選択肢「1.社会福祉協議会の社会福祉士による成年後見制度の利用に関する面接」と「3.地域包括支援センターの主任介護支援専門員による家族介護者との相談」は、これに該当します。
「2.介護老人福祉施設の生活相談員によるカラオケ大会などのレクリエーション活動」は集団場面や集団関係を対象、あるいは媒介として援助を行う方法で、メゾ・ソーシャルワーク(集団援助)に該当します(2023ユーキャン速習レッスンP343、九訂基本テキスト下巻P421)。
「4.キャラバン・メイトによる認知症サポーター養成講座」と「5.社会福祉協議会のボランティアコーディネーターによる災害ボランティアセンターの設置」は、地域(コミュニティ)に働きかけることで地域のもつ課題を解決する方法で、マクロ・ソーシャルワーク(地域援助)に該当します(2023ユーキャン速習レッスンP344、九訂基本テキスト下巻P421)。
ミクロ・ソーシャルワーク |
●個人・家族に対するソーシャルワーク
クライエントの心理的力動に着目し、心理社会的なはたらきかけを行うとともに、社会資源の活用・調整を通して生活課題を個別に解決する支援方法 |
メゾ・ソーシャルワーク |
●集団に対するソーシャルワーク
人々の集団としての活動を通して、各個人の成長と発達、問題の解決する支援方法 |
マクロ・ソーシャルワーク |
●地域に対するソーシャルワーク
地域社会における社会関係にはたらきかけることで、個人・集団に対する支援が有効に機能するように、社会資源を調整・開発する支援方法 ●制度に対するソーシャルワーク
・ソーシャルアクション(制度の改革を目指す活動)
・社会(地域福祉)計画
・社会福祉運営管理(社会福祉の価値を踏まえたマネジメント)
・社会福祉調査 など
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ジェネラリスト・ソーシャルワーク | 課題の全体関連性を認識し、ミクロ、メゾ、マクロを総合的に展開し、実践する方法 |