解答
1、2、3
解説
→◯
黄斑とは、網膜の中心にある黄色い部分のことで、これが加齢によって萎縮・変性した疾患が加齢黄斑変性症です。
症状は、早期では視野の中心部のゆがみが生じ、進行すると中心暗点(視野の真ん中が見えない)となって視力が低下します。失明のおそれもあります(2022ユーキャン速習レッスンP214、九訂基本テキスト下巻P10・P162)。そのため、解答は◯になります。
→◯
設問のとおりです(2022ユーキャン速習レッスンP179、九訂基本テキスト下巻P9・166)。
回転性のめまい | 原因は内耳の障害(メニエール病、良性発作性頭位めまい症、前庭神経炎など)の場合が多い。また、アスピリンなどの薬剤や小脳出血が原因となることもある。 |
眼前暗黒感 | 原因は起立性低血圧、低血糖、徐脈性不整脈など。 |
浮動感 | 原因は薬剤(抗不安薬、睡眠薬、筋弛緩薬など)の服用、小脳疾患、パーキンソン病など。 |
→◯
設問のとおりです(2022ユーキャン速習レッスンP179、九訂基本テキスト下巻P10・P163)。
伝音性難聴 | 音を伝える部分(外耳や中耳)の障害によるもの。原因は中耳の硬化、感染、耳垢塞栓(耳垢がつまった状態)など。 |
感音性難聴 | 音を感じる部分(内耳から大脳)の障害によるもの。原因は、加齢による内耳の感覚細胞の機能低下など。 ※高齢者の難聴で多い。 |
耳鳴り | 内耳の感覚細胞の障害。高血圧や糖尿病などで起こることもある。 |
→×
心房細動とは、心房が震えて規則正しい収縮ができなくなる不整脈で、これにより血流がよどんで、主に左心房の壁に血栓が生じやすくなります。
この血栓がはがれて動脈を流れて行き、脳内の血管に詰まると脳梗塞になります(2022ユーキャン速習レッスンP197、九訂基本テキスト下巻P70・P97)。そのため、解答は×になります。
→×
高齢者は複数の疾患を有していることが多くあります。そして、使用する薬剤の数が多くなるほど副作用(有害作用)の発生する頻度が高くなるため、チェックすることが大切です。また、薬剤の相互作用についても注意します(2022ユーキャン速習レッスンP183・P266、九訂基本テキスト下巻P95・P340)。そのため、解答は◯になります。