第22回 問題30【令和元年度3月 ケアマネ再試験 保健医療サービス分野】

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問題30 次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.喫煙は、脂質異常症、高血圧症とともに虚血性心疾患のリスクファクターである。
2.健康日本21(第二次)では、健康寿命の延伸だけでなく、健康格差の縮小も目標に掲げている。
3.老年期うつ病では、対人関係で攻撃性が増すため、自死を図ることは稀である。
4.老年発症型のアルコール依存症では、家族歴や遺伝的要因を有することが多い。
5.老年期のアルコール依存症では、離脱症状が遷延しやすい。

猫の写真

解答

1、2、5

解説

1.喫煙は、脂質異常症、高血圧症とともに虚血性心疾患のリスクファクターである。
→◯

 喫煙習慣は、虚血性心疾患、心筋梗塞、狭心症、高血圧症、心不全、不整脈、閉塞性動脈硬化症など心疾患の危険因子となるため、留意する必要があります(2020ユーキャン速習レッスンP192~、八訂基本テキスト3巻P126~)。そのため、解答は◯になります。

2.健康日本21(第二次)では、健康寿命の延伸だけでなく、健康格差の縮小も目標に掲げている。
→◯

 健康日本21(第二次)の目標は次のものであり、ここに設問の内容が含まれます(2020ユーキャン速習レッスンP284、八訂基本テキスト3巻P90~)。そのため、解答は◯になります。

健康日本21(第二次)の目標
健康寿命の延伸と健康格差の縮小
生活習慣病の発症予防と重症化予防の徹底(非感染性疾患の予防※)
社会生活を営むために必要な機能の維持及び向上
健康を支え、守るための社会環境の整備

※非感染性疾患の予防:非感染性疾患(NCD)は、がん、循環器疾患、糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)を指す。我が国では生活習慣病として位置づけられているこれら4つの疾患は、国際的には非感染性疾患(NCD)として捉えられており、包括的な対策を講じることが重要視されている。
3.老年期うつ病では、対人関係で攻撃性が増すため、自死を図ることは稀である。
→×

 老年期うつ病がひどくなると、次のような症状が現れます(2020ユーキャン速習レッスンP254、八訂基本テキスト3巻P276)。ここに自殺企図が含まれるため、解答は×になります。

老年期うつ病がひどくなると現れる症状
罪業妄想(自分を責める内容の妄想)
貧困妄想(金銭的に困窮し、生活できないという妄想)
心気妄想(不知の病にかかったという妄想)
自殺企図(自殺を図ること)
4.老年発症型のアルコール依存症では、家族歴や遺伝的要因を有することが多い。
→×

 老年発症型のアルコール依存症は、身体的老化、喪失体験や社会的孤立などの環境変化によって発症します(2020ユーキャン速習レッスンP256、八訂基本テキスト3巻P279)。そのため、解答は×になります。

 なお、若年発症型のアルコール依存症は、アルコール依存の家族歴や遺伝的要因を有することが多くあります。

5.老年期のアルコール依存症では、離脱症状が遷延しやすい。
→◯

 設問のとおりです(2020ユーキャン速習レッスンP256、八訂基本テキスト3巻P279)。

老年期のアルコール依存症の特徴
離脱症状が遷延しやすい(アルコールの効果が減っても、不快な気分や自律神経症状などが長く続く)
糖尿病、高血圧などの身体合併症が高い確率で出現する。
認知症やうつ病を合併する割合が高い。
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