第22回 問題31【令和元年度3月 ケアマネ再試験 保健医療サービス分野】

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問題31 検査について、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.ヘモグロビンA1cの値は、過去1~2か月の血糖レベルを反映している。
2.大動脈疾患や進行した動脈硬化の場合は、左右の上肢で血圧に差がみられることがある。
3.ノロウイルス感染症では、下痢などの症状がなくなれば、感染力もなくなる。
4.CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高値になる。
5.24時間心電図(ホルター心電図)検査は、医療者による継続的な観察が必要なため、入院して実施しなければならない。

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解答

1、2、4

解説

1.ヘモグロビンA1cの値は、過去1~2か月の血糖レベルを反映している。
→◯

 ヘモグロビンA1c(糖化ヘモグロビン、HbA1c)は、糖がヘモグロビンと結合している割合を示すものです。これは、過去1~2か月の平均的な血糖レベルを反映しています(2020ユーキャン速習レッスンP222、八訂基本テキスト3巻P78)。

2.大動脈疾患や進行した動脈硬化の場合は、左右の上肢で血圧に差がみられることがある。
→◯

 大動脈疾患や進行した動脈硬化、片麻痺の場合、左右の上肢で血圧に差がみられることがあるため、左右どちらでも血圧測定をする必要があります(2020ユーキャン速習レッスンP217、八訂基本テキスト3巻P72)。そのため、解答は◯になります。

3.ノロウイルス感染症では、下痢などの症状がなくなれば、感染力もなくなる。
→×

 ノロウイルス感染者の便や吐瀉物からノロウイルスが排出されるので、そこからの二次感染に注意する必要があります(2020ユーキャン速習レッスンP277・P279、八訂基本テキスト3巻P202)。そのため、解答は×になります。

 なお、ノロウイルスはアルコールに対する抵抗性が高く、アルコール消毒では効果がありません。アルコールではなく、0.5%次亜塩素酸ナトリウムで消毒します。その際には、使い捨ての手袋、マスク、エプロンやガウンを着用し、窓を開けて換気します。

4.CRP(C反応性たんぱく質)は、感染症以外に、悪性腫瘍や膠原病でも高値になる。
→◯

 CRP(C反応性たんぱく質、C-リアクティブ・プロテイン)は、体内で炎症や細胞破壊が起こると血液中に増加します。そのため、炎症や細胞破壊が起こる疾患(感染症、がん、膠原病、心筋梗塞など)の進行度・重症度の指標として有用です(2020ユーキャン速習レッスンP222、八訂基本テキスト3巻P79)。

 ちなみに、肺炎血球が持つC多糖体に反応することから、この名称が付けられました。

5.24時間心電図(ホルター心電図)検査は、医療者による継続的な観察が必要なため、入院して実施しなければならない。
→×

 24時間心電図(ホルター心電図)は、携帯用の小型心電計を装着して、日常生活を送りながら24時間の心電図を記録するものです。そのため、入院する必要はありません(2020ユーキャン速習レッスンP222、八訂基本テキスト3巻P79)。

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