解答
1、2
解説
→◯
インスリンの自己注射を行っている場合、感染症などによる体調不良時(シックデイ:sick day)には注射剤の効果が強く出ることがあります(2021ユーキャン速習レッスンP270、八訂基本テキスト3巻P47)。そのため、解答は◯になります。
→◯
設問のとおりです(2021ユーキャン速習レッスンP271、八訂基本テキスト3巻P49)。
なお、経口には飲み薬、舌下錠、バッカル錠(頬と歯茎の間に挟み、唾液でゆっくり溶かして口腔粘膜から吸収させる薬)があります。経皮は貼り薬、経腸は座薬になります。注射は、多くの場合、自動注入ポンプが用いられます。
→×
血液透析では、身体からたくさんの血液を連続的に取り出す必要があり、それを確保するために、腕の動脈と静脈を繋ぎ合わせて血流量の多い血管をつくります。これをシャントといいます。
血液透析においてシャントはとても大切であるため、常に清潔を保ち、圧迫や締め付けを避けるなどの配慮が必要です(2021ユーキャン速習レッスンP271、八訂基本テキスト3巻P50)。したがって、血圧測定はシャントとは反対側の腕で行うようにします。そのため、解答は×になります。
→×
侵襲的陽圧換気法(IPPV)は、気管切開などによって行う方法です。マスクを装着して行われるのは、非侵襲的陽圧換気法(NPPV)です(2021ユーキャン速習レッスンP275、八訂基本テキスト3巻P57)。そのため、解答は×になります。
非侵襲的陽圧換気法(NPPV) | 専用のマスクを使用して行う方法。
※「非侵襲的」は「生体を傷つけないような」という意味。NPPV:non-invasive positive pressure ventilation
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侵襲的陽圧換気法(IPPV) | 気管切開などによって行う方法。
※IPPV:invasive positive pressure ventilation。特に、気管切開によって行う方法を「TPPV:tracheostomy positive pressure ventilation」という。
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→×
在宅酸素療法で、食事や会話がしやすいのは、鼻カニューレによるものです(2021ユーキャン速習レッスンP274、八訂基本テキスト3巻P59)。そのため、解答は×になります。
鼻カニューレ | 両側の鼻腔から酸素を投与するもの。簡便であり、食事や会話がしやすい。 ただし、口呼吸の場合は効果が乏しくなる。 |
簡易酸素マスク | 主に酸素流量の多い場合や鼻カニューレでは効果が不十分な場合に用いられる。 さらに酸素が必要な場合は、リザーバー付きマスクを使用することもある。 |
トラキマスク | 気管切開をしている場合に使用する。 |