第22回 問題36【令和元年度3月 ケアマネ再試験 保健医療サービス分野】

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問題36 高齢者の転倒について適切なものはどれか。3つ選べ。
1.要介護高齢者が短期間に複数回転倒した場合には、再度転倒する可能性が高いため、総合的にアセスメントを行い、対策を検討する必要がある。
2.転倒を繰り返す介護施設入所者については、向精神薬などの薬物を用いて動けないように行動を制限する。
3.転倒により頭部を強く打った場合には、数時間様子をみて、意識障害などがなければ、それ以上の経過観察は要らない。
4.高齢の女性は、骨粗鬆症が多いので、転倒により骨折を起こしやすい。
5.夜間の排尿行動や不穏状態で転倒することが多い。

猫の写真

解答

1、4、5

解説

1.要介護高齢者が短期間に複数回転倒した場合には、再度転倒する可能性が高いため、総合的にアセスメントを行い、対策を検討する必要がある。
→◯

 高齢者は、運動機能の低下、薬剤の影響、視力の低下、認知機能の低下などにより、転倒のリスクが増大します。ですので、総合的なアセスメントを実施し、高齢者の身体状態を踏まえた環境整備が重要になります。(2020ユーキャン速習レッスンP180、八訂基本テキスト3巻P407)。そのため、解答は◯になります。

2.転倒を繰り返す介護施設入所者については、向精神薬などの薬物を用いて動けないように行動を制限する。
→×

 転倒を繰り返すからといって、向精神薬などの薬物を用いて行動制限をするのは適切ではありません(身体的拘束に該当し、運営基準において原則禁止されています。2020ユーキャン速習レッスンP168、八訂基本テキスト2巻P376)。

 こうした場合、選択肢1の解説にあるように、総合的なアセスメントを実施し、高齢者の身体状態を踏まえた環境整備が重要になります。

3.転倒により頭部を強く打った場合には、数時間様子をみて、意識障害などがなければ、それ以上の経過観察は要らない。
→×

 急変時の初期対応は、予後に影響します。ですので、在宅療養支援診療所や在宅支援病院などと連携し、対応の仕方や受診先などをあらかじめ確認しておくことが重要です(2020ユーキャン速習レッスンP281、八訂基本テキスト3巻P178~)。そのため、解答は×になります。

4.高齢の女性は、骨粗鬆症が多いので、転倒により骨折を起こしやすい。
→◯

 骨粗鬆症は骨密度が減少して骨がもろくなる疾患で、転倒によって骨折しやすくなります(2020ユーキャン速習レッスンP180・P208、八訂基本テキスト3巻P123)。そのため、解答は◯になります。

5.夜間の排尿行動や不穏状態で転倒することが多い。
→◯

 設問のとおりです(選択肢1の解説を参照)。

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