第23回 問題23【令和2年度 ケアマネ試験 介護支援分野】

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問題23 介護予防サービス・支援計画書について適切なものはどれか。2つ選べ。
1.「課題に対する目標と具体策の提案」欄には、利用者や家族の意向を踏まえた目標と具体策を記載する。
2.「【本来行うべき支援ができない場合】妥当な支援の実施に向けた方針」は、利用者と家族の考え方の違いが大きい場合には記載しない。
3.「目標とする生活」の「1年」欄には、利用者とともに、生きがいや楽しみを話し合い、今後の生活で達成したい目標を設定する。
4.「期間」は、常に利用者の要支援認定の有効期間と同じ期間にする。
5.「本人等のセルフケアや家族の支援、インフォーマルサービス」欄には、地域のボランティアや近隣住民の協力なども記載する。

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解答

3、5

解説

 介護予防サービス計画の書式のひとつに、介護予防サービス・支援計画書があります(2020ユーキャン速習レッスンP162、八訂基本テキスト1巻365・P380)。

 具体的な書式と記入要領は、以下のリンクの「介護予防ケアマネジメント関係」のところにあるPDFファイル「介護予防・日常生活支援総合事業における介護予防ケアマネジメント(第1号介護予防支援事業)の実施及び介護予防手帳の活用について[6月5日付(老振発0605第1号)]」のP19~に掲載されています。

 この記入要領を踏まえて、以下に各選択肢を見ていきます。

1.「課題に対する目標と具体策の提案」欄には、利用者や家族の意向を踏まえた目標と具体策を記載する。
→×

 この目標は、利用者や家族に対して専門的観点から示す提案であって、本人や家族の意向は入っていません。そのため、解答は×になります。

 したがって、この目標はアセスメントの結果が現れる部分であり、これと意向を踏まえた目標・具体策を比較することで、適切にアセスメントがされたかどうかが判断できることになります。ですので、この目標を、評価指標のひとつとすることができます。

2.「【本来行うべき支援ができない場合】妥当な支援の実施に向けた方針」は、利用者と家族の考え方の違いが大きい場合には記載しない。
→×

 本来の支援が実施できない場合で、利用者や家族の合意がとれない場合は、支援の具体的な手順や方針、方向性を記載します。そのため、解答は×になります。

3.「目標とする生活」の「1年」欄には、利用者とともに、生きがいや楽しみを話し合い、今後の生活で達成したい目標を設定する。
→◯

 設問のとおりです。

 また、「1日」欄は、大きな目標を達成するための段階的な目標や、健康管理能力や機能の向上・生活行為の拡大・環境改善など、さまざまな目標が設定されます。

 なお、「1日」と「1年」は両方を記載しなければならないものでなく、また、両者に関係がなければならないものではありません。

4.「期間」は、常に利用者の要支援認定の有効期間と同じ期間にする。
→×

 「期間」の設定においては、要支援者の場合は「認定の有効期間」も考慮します。しかし、同じにしなければならない、ということはありません。そのため、解答は×になります。

5.「本人等のセルフケアや家族の支援、インフォーマルサービス」欄には、地域のボランティアや近隣住民の協力なども記載する。
→◯

 設問のとおりです。

 また、地域のボランティアや近隣住民の協力だけでなく、本人の取り組み、家族の支援、民間企業による生活支援サービスなどもインフォーマルサービスとして具体的に記載します。

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