解答
2、5 ※5は、改正により不成立となります。
解説
→×
メタボリックシンドロームは、栄養素の過剰摂取または不適切な摂取、運動・活動量不足によって引き起こされる過栄養の状態をいいます。そのため、解答は×になります。
診断基準は、内臓脂肪型肥満(腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上)で、かつ高血糖、高血圧、脂質異常症のうち2つ以上の症状がある場合とされています(2023ユーキャン速習レッスンP264、九訂基本テキスト下巻P369)。
なお、栄養素の摂取不足によって引き起こされるのは、低栄養です。
高齢になるとエネルギー消費が少なくなり、食欲が低下しがちです。また、加齢によって消化器も機能低下してきます。こうしたことから、高齢者では低栄養が問題になります(2023ユーキャン速習レッスンP178、九訂基本テキスト下巻P8)。
→◯
設問のとおりです(2023ユーキャン速習レッスンP263、九訂基本テキスト下巻P366)。
→×
設問にあるような加算は算定できません(2023ユーキャン速習レッスンP315・P316)。そのため、解答は×になります。
なお、改正により、施設サービスと地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護にあった栄養マネジメント加算は廃止されました。
→×
経口維持加算は、経口により食事はできているが摂食機能障害があり、誤嚥のある者が対象です(2023ユーキャン速習レッスンP331)。そのため、解答は×になります。
経口により食事はできているが摂食機能障害があり、誤嚥のある入所者に対し、医師等の専門職が共同して、入所者の栄養管理をするための食事の観察や会議等を行い、入所者ごとに経口維持計画を作成し、医師または歯科医師の指示を受けた管理栄養士または栄養士が栄養管理を行った場合にⅠを算定する。原則として計画が作成されてから6か月以内に限り算定する(医師または歯科医師の指示に基づき必要と認められた場合は、6か月を超えても算定できる)。 さらに、協力歯科医療機関を定め、食事の観察や会議に、医師、歯科医師、歯科衛生士、言語聴覚士のいずれか1名以上が参加した場合に、Ⅱを追加して算定できる(ⅠとⅡの同時算定も可)。 |
なお、経管により食事を摂取している者を対象としているのは、経口移行加算です(2023ユーキャン速習レッスンP331)。
経管栄養の入所者に対し、医師等の専門職が共同して経口移行計画を作成し、医師の指示を受けた管理栄養士または栄養士が栄養管理を行い、かつ言語聴覚士または看護職員が支援を行った場合に、原則として計画が作成されてから180日以内に限り算定する(医師の指示に基づき必要と認められた場合は、180日を超えても算定できる)。 ただし、栄養マネジメント加算を算定している場合は算定しない。 |
→不成立
出題当時は◯でした。しかし、改正により、施設サービスと地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護にあった栄養マネジメント加算は廃止されたため、設問は不成立となります。