第23回 問題41【令和2年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題41 ターミナルケアに関する次の記述のうち、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.本人の人生観や生命観などの情報は、関係者で共有すべきではない。
2.リビングウィルとは、本人の意思が明確なうちに、医療やケアに関する選択を本人が表明しておくことをいう。
3.重度の認知症機能障害などを有する利用者の場合に、家族に加えて複数の医療・介護専門職が集まって方針を決める方法をコンセンサス・ベースド・アプローチという。
4.医学的観点だけに基づく診療方針の決定では、本人の意向に反する結果となるおそれがある。
5.介護保険の特定施設では、ターミナルケアは提供できない。

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解答

2、3、4

解説

1.本人の人生観や生命観などの情報は、関係者で共有すべきではない。
→×

 ターミナルケアにおいて、情報や方針の統合・協調は不可欠です。したがって、家族に在宅で看取る意向がある場合は、関係者にそうした説明をすることが大切となります(2020ユーキャン速習レッスンP288、八訂基本テキスト3巻P338)。

2.リビングウィルとは、本人の意思が明確なうちに、医療やケアに関する選択を本人が表明しておくことをいう。
→◯

 設問のとおりです(2020ユーキャン速習レッスンP288、八訂基本テキスト3巻P338)。

3.重度の認知症機能障害などを有する利用者の場合に、家族に加えて複数の医療・介護専門職が集まって方針を決める方法をコンセンサス・ベースド・アプローチという。
→◯

 本人の尊厳を重視するために、あらかじめ本人の意向を確認しながら終末期ケアの方針を決めておくのが原則です。
 本人の意向が確認できない場合には、家族や医師、介護専門職などが話し合って関係者の総意として方針を決定する。この方法をコンセンサス・ベースド・アプローチといいます(2020ユーキャン速習レッスンP288、八訂基本テキスト3巻P339)。

4.医学的観点だけに基づく診療方針の決定では、本人の意向に反する結果となるおそれがある。
→◯

 設問のとおりです。
 そのため、上記のリビングウィルやコンセンサス・ベースド・アプローチが大切になります。

5.介護保険の特定施設では、ターミナルケアは提供できない。
→×

 特定施設での特定施設入居者生活介護においても、ターミナルケアを提供することは可能です。
 なお、要件を満たした場合は、看取り介護加算を算定することができます(2020ユーキャン速習レッスンP372、八訂基本テキスト2巻P170)。

看取り介護加算
 看取りに関する指針の入居者・家族への説明と同意取得、多職種の協議による定期的な指針の見直し、看取りに関する職員研修の実施を行ったうえで看取り介護を行った場合に算定する。
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