第23回 問題44【令和2年度 ケアマネ試験 保健医療サービス分野】

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問題44 介護老人保健施設について正しいものはどれか。2つ選べ。
1.要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対してサービスを行う施設と定義されている。
2.従来型の多床室に係る介護報酬は、在宅強化型と基本型の2類型だけである。
3.人員に関する基準には、医療分野から介護分野まで幅広い職種が含まれている。
4.利用者の平均要介護度は、介護老人福祉施設の入所者のそれより低い。
5.終末期にある利用者は、皆無である。

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解答

3、4

解説

1.要介護者であって、主として長期にわたり療養が必要である者に対してサービスを行う施設と定義されている。
→×

 介護老人保健施設は、主としてその心身の機能の維持回復を図り、居宅における生活を営むことができるようにするための支援が必要である者に対してサービスを行う施設、と定義されています(2020ユーキャン速習レッスンP321、八訂基本テキスト2巻P442)。そのため、解答は×になります。

 なお、設問にある「主として長期にわたり療養が必要である者に対してサービスを行う施設」と定義されているのは、介護医療院です(2020ユーキャン速習レッスンP328、八訂基本テキスト2巻P460)。

2.従来型の多床室に係る介護報酬は、在宅強化型と基本型の2類型だけである。
→×

 介護老人保健施設(介護療養型老人保健施設以外)では、在宅復帰率、ベッド回転率、リハビリテーション専門職の配置割合、支援相談員の配置割合、要介護4・5の入所者の割合などを数値化し、その合計によって「在宅強化型」、「基本型」、「その他」という区分がされています。そのため、解答は×になります。

 そして、この区分によって、介護報酬の単位数に違いがあります(2020ユーキャン速習レッスンP324、八訂基本テキスト2巻P453)。

3.人員に関する基準には、医療分野から介護分野まで幅広い職種が含まれている。
→◯

 設問のとおりです(2020ユーキャン速習レッスンP321・P322、八訂基本テキスト2巻P450)。

4.利用者の平均要介護度は、介護老人福祉施設の入所者のそれより低い。
→◯

 設問のとおりです(八訂基本テキスト2巻P445)。

 なお、厚生労働省の2016(平成28)年の介護サービス施設・事業所調査では、入所者の平均要介護度は、介護老人福祉施設が3.91(要介護4・5の人が占める割合は約69%)、介護療養型医療施設が4.36(同約88%)、介護老人保健施設が3.23(同約46%)となっています。
 介護老人保健施設は、他の2施設と比べて、要介護4・5の人の割合が少ないため、平均要介護度が低くなっていると言えます。

5.終末期にある利用者は、皆無である。
→×

 終末期にある利用者も対象であり、看取り対応を行う施設としての役割もあります(2020ユーキャン速習レッスンP323、八訂基本テキスト2巻P446)。そのため、解答は×になります。

 なお、要件を満たした場合は、ターミナルケア加算を算定することができます。

ターミナルケア加算
 医師が回復する見込みがないと診断した入所者に対し、本人または家族の同意を得て、ターミナルケアを実施した場合に、死亡日を含めて30日を上限として算定する。
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