問題4 介護保険法第2条に示されている保険給付の基本的考え方として正しいものはどれか。3つ選べ。
1.要介護状態等の軽減又は悪化の防止に資するよう行われなければならない。
2.被保険者の置かれている環境に配慮せず提供されなければならない。
3.可能な限り、被保険者の有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない。
4.医療との連携に十分配慮して行われなければならない。
5.介護支援専門員の選択に基づき、サービス提供が行われなければならない。
解答
1、3、4
解説
介護保険法第2条(介護保険)は、次のようなものです(2024ユーキャン速習レッスンP37、十訂基本テキスト上巻P42~)。
介護保険法 (介護保険) 第二条 介護保険は、被保険者の要介護状態又は要支援状態(以下「要介護状態等」という。)に関し、必要な保険給付を行うものとする。 2 前項の保険給付は、要介護状態等の軽減又は悪化の防止に資するよう行われるとともに、医療との連携に十分配慮して行われなければならない。 3 第一項の保険給付は、被保険者の心身の状況、その置かれている環境等に応じて、被保険者の選択に基づき、適切な保健医療サービス及び福祉サービスが、多様な事業者又は施設から、総合的かつ効率的に提供されるよう配慮して行われなければならない。 4 第一項の保険給付の内容及び水準は、被保険者が要介護状態となった場合においても、可能な限り、その居宅において、その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない。 |
選択肢「1.要介護状態等の軽減又は悪化の防止に資するよう行われなければならない。」と「3.可能な限り、被保険者の有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるように配慮されなければならない。」と「4.医療との連携に十分配慮して行われなければならない。」は上記に含まれるため、解答は◯になります。
「2.被保険者の置かれている環境に配慮せず提供されなければならない。」は含まれないため、解答は×になります。正しくは、被保険者の置かれている環境等に応じて提供されるよう配慮して行われなければならない、とされています。
「5.介護支援専門員の選択に基づき、サービス提供が行われなければならない。」は含まれないため、解答は×になります。正しくは、被保険者の選択に基づきサービス提供が行われなければならない、とされています。