第28回 問題48【令和7年度 ケアマネ試験 福祉サービス分野】

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
問題48 ソーシャルワークにおける相談援助者の基本姿勢として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.クライエントに対していかなる差別もしない。
2.判断能力が低下しているクライエントであっても、自己決定を尊重して支援する。
3.クライエントから得た個人情報は、クライエントの同意を得ないで、近隣住民からの照会に応じて提供してよい。
4.支援計画では、短期・長期などの期間を設けることなく、目標を立てる。
5.クライエントが抱えている不安、ためらい、遠慮などに注意する。

猫の写真

解答

1、2、5

解説

1.クライエントに対していかなる差別もしない。
→◯

 相談援助者はクライエントの人権を尊重し、お互いの立場が対等だということを伝える必要があります(2026ユーキャン速習レッスンP401、十訂基本テキスト下巻P428~)。そのため、解答は◯になります。

2.判断能力が低下しているクライエントであっても、自己決定を尊重して支援する。
→◯

 設問のとおりです(2026ユーキャン速習レッスンP402、十訂基本テキスト下巻P431)。そのため、解答は◯になります。

 なお、クライエントの自己決定を尊重することは、「バイステックの7原則」のひとつです。

バイステックの7原則
クライエントを個人として捉える(個別化)
クライエントの感情表出を大切にする(意図的な感情の表出)
援助者は自分の感情を自覚し、吟味する(統制された情緒的関与)
クライエントの全人間像の受容
時と場を超えてクライエントに対する非審判的態度
クライエントの自己決定の最大限の尊重
秘密保持
3.クライエントから得た個人情報は、クライエントの同意を得ないで、近隣住民からの照会に応じて提供してよい。
→×

 クライエントの個人情報の公表には本人の同意が必要であり、これを得ないまま公表することは適切ではありません(バイステックの7原則の「⑦ 秘密保持」。個人情報保護法。2026ユーキャン速習レッスンP526、十訂基本テキスト下巻P495)。そのため、解答は×になります。

4.支援計画では、短期・長期などの期間を設けることなく、目標を立てる。
→×

 支援計画では、ニーズに対応した長期目標を設定し、その段階やニーズに対応する短期目標を設定します(2026ユーキャン速習レッスンP173・P404、十訂基本テキスト上巻P288・下巻P437)。そのため、解答は×になります。

5.クライエントが抱えている不安、ためらい、遠慮などに注意する。
→◯

 コミュニケーションにおいて心理的雑音となる防衛機制(精神的な安定を図ろうとして、不安・苦痛・罪悪感・恥などの感情や本能を無意識化すること)に注意する必要があります(2026ユーキャン速習レッスンP406、十訂基本テキスト下巻P441)。そのため、解答は◯になります。

コミュニケーションの阻害要素
物理的雑音 大きな音や耳障りな音、不快な環境など。
身体的雑音 疾病による視覚や言語の障害など。
心理的雑音 相手への先入観、心理的防衛機能(精神的な安定を図ろうとして、不安・苦痛・罪悪感・恥などの感情や本能を無意識化すること)。
社会的雑音 偏見や誤解に基づく先入観など。
トップへ戻る