(2024ユーキャン速習レッスンP91、十訂基本テキスト上巻P130)
A 「事業者」と「事業所」では、観点が異なる
「事業者」と「事業所」は、次のように観点が異なります。
これについて、以下に簡単な例をあげてみます。
例)訪問介護を行う会社のA社とB社があります。A社には1丁目支店と2丁目支店という、2つの支店があります。B社には、3丁目支店、4丁目支店、5丁目支店という、3つの支店があります。
要介護者アさんは、A社の1丁目支店による訪問介護を利用しました。
要介護者イさんは、B社の5丁目支店による訪問介護を利用しました。
この場合、A社とB社は、別の事業者です。
A社の1丁目支店と2丁目支店は、A社の別の事業所です。
B社の、3丁目支店、4丁目支店、5丁目支店は、B社の別の事業所です。
これについて、「要介護者アさんが利用した訪問介護の事業者は?(サービスの提供主体はだれか?)」と聞かれた場合、答えは「A社」になります。
「A社の、どこの事業所か?(場所はどこか?)」と聞かれたら、答えは「A社の1丁目支店」になります。
同様に「要介護者イさんが利用した訪問介護の事業者は?(サービスの提供主体はだれか?)」と聞かれた場合、答えは「B社」になります。
「B社の、どこの事業所か?(場所はどこか?)」と聞かれたら、答えは「B社の5丁目支店」になります。