問題24 Aさん(80歳、女性、要介護2)は、長女(50歳、障害支援区分3)との二人暮らしである。Aさんは、変形性股関節症の悪化に伴い、自宅の浴槽で入浴することが難しくなり、通所介護での入浴を希望している。しかし、長女はAさんの姿が見えなくなると不穏になるので、「長女を一人にするのが不安だ」とAさんから介護支援専門員に相談があった。この時点における介護支援専門員の対応として、より適切なものはどれか。3つ選べ。
1.Aさんと長女の同意を得て、長女を担当する相談支援専門員に現状を伝える。
2.浴室の改修のため、直ちに施工業者を訪問させる。
3.Aさんと長女が一緒に通所利用できる共生型サービス事業所の情報を収集する。
4.Aさんがすぐに入所できる特別養護老人ホームを探す。
5.Aさんの変形性股関節症の症状の改善の可能性について、本人の同意を得て主治医に意見を求める。
解答
1、3、5
解説
選択肢「2.浴室の改修のため、直ちに施工業者を訪問させる。」や「4.Aさんがすぐに入所できる特別養護老人ホームを探す。」のようにする前に、より詳しいアセスメントをすべきと言えます。
そして、「1.Aさんと長女の同意を得て、長女を担当する相談支援専門員に現状を伝える。」と「3.Aさんと長女が一緒に通所利用できる共生型サービス事業所の情報を収集する。」と「5.Aさんの変形性股関節症の症状の改善の可能性について、本人の同意を得て主治医に意見を求める。」は適切な対応と言えます。